テーマ:今日の出来事(292587)
カテゴリ:元気になる♪よもやま話
毎年いろんなイベントが目白押しですが その中でもエディンバラっ子が心待ちにしているのが インターナショナル・ブック・フェスティバル 毎年多くの作家が招待され、講演会やサイン会を開催します。 今年はなんとその中に 「リング」の作者鈴木光司さんの名が!! 有名作家はあっという間にチケットが売り切れるというので 1ヶ月前には購入し 昨日24日、行ってきました!! 自ら「ガテン系作家」とおっしゃっている鈴木さん。 確かに体躯隆々(!)ながら、口元にはかわいい笑窪を浮かべた方 のっけから 「一昨日ついてモルトウィスキーを飲み 昨日もモルトウィスキーを飲み 今夜もたぶんモルトウィスキー・・・ 僕はモルトウィスキーが大好きです!」と流暢な英語でおっしゃると もう会場は大爆笑。 和気藹々のまま質問に入ります 鈴木先生は、ホラーを何時ごろかいているのですか? よく夜中だろうといわれが 大体昼間の2時から4時くらい。 リングを書いているころは、奥さんが高校の先生で働いていたので、僕が主夫。2人の子供の世話から、食事、洗濯全部やっていました。だから、ちょうど子供の昼寝の時間が執筆時間です。(えらい!!) どんなホラーを読まれるのでしょう 僕はホラーがあまり好きではないので、本は読まないし、映画も見ません(驚) 映画はずいぶん脚色されていますね。鈴木さんはとても寛大な方だとお見受けしますが アメリカの映画の時に僕がつけた注文はひとつだけ。 それは「一切血を出さないこと」 ビジュアルでなく人の想像力に働きかけるところに本当の怖さがある。(納得) 鈴木さんは大変面白い方ですが、コメディを書く(やる?)予定はあるのですか? よくテレビにいろんなことを頼まれるんです。 先日も格闘技でチャンピオンと戦いました。 どちらが勝ったのですか? もちろんチャンピオン!(爆笑) 肋骨を折ってしまいました。 「リング」では何故ビデオカセットをつかったのですか? 書き始めた時はホラーとは考えていなかった。 行き詰まった時、ふとワープロの横を見たら ビデオがあったんです。 その時にもし本があったら、本になっていたかもしれない 鈴木さんにとって、怖いものは何ですか? 妻と子供たちです(爆笑) 僕は妻と子供たちを愛していますから(なるほど) 物語の筋は、ホラーにとってどのようにかかわってきますか? 丁寧に人物を描くことが大事。いろんな人生を抱えているその小さな破れ目に、何者かが入り込む隙ができるんです どんな本を読んでいるんですか? 読むと、落ち込んでしまう本もある。 悲しい気持ちになる本もある。 僕は読み終わった時に、心が暖かくなるような、 また、力がわいてくるような本が好きだし、 そういう本を書きたいと思っています この最後の言葉に、すごく納得。 私は鈴木光司作品は「ホラー」と思っていたので、食べず嫌いをしていたんです。 ところが、今回いらっしゃるとわかって、「リング」から読み始めたら、 「ループ」にいくと、まったく物語が変わってくる。 超常現象に説明がつくんですよね。 そして、バースディの最後ではホロホロ涙を流していました。 鈴木光司さんの優しさが溢れてくるようでした。 「僕は出来るだけ論理的に書いて行くようにしているんです。 僕の小説はとても論理的だと思います」 そんな鈴木光司さんの次回作は ご自身の夢でもあるヨットの太平洋横断をテーマに父と娘の大きなストーリーとなるのだそうです。 楽しみにしています!! 今こちらでは大人気。英語版は「Dark water」 仄暗い水の底から 父親の鏡!! 鈴木光司と13人の父「父親業は愉快だ!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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