2012/10/27(土)21:55
長州ファイブ
前々から見たかった映画「長州ファイブ」をようやくゲット
宿さんと一緒にDVDで見ました。
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長州ファイブとは
幕末に長州藩がイギリスに密航させた5人の藩士のこと
そのメンバーがすごい
のちの伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三
日本の政治から紙幣まで近代化を担った5人です
その中でも克明に描かれていくのが松田龍平が演じる山尾庸三
驚いたのは
前回書いた「吉田虎次郎」こと吉田松陰の初の伝記を書いた
Stevenson
そう、宝島の作者ですが、
彼に吉田松陰を語ったのが
この山尾でした
山尾は造船技術を学ぶために
Glasgowに行き、修行をしながら勉強に励んでいました
おそらくその時にStevensonとの出会いがあったのでしょう
Scotlandに見たこともない極東からきた日本人がいる、
ときいたスティーブンソンが
会いに行ったのかもしれませんね
そして更に面白いことは
この山尾がのちに日本に帰国後
日本の近代化のための人材を育成すべく
東京工学校、のちの東京大学を創立します。
そして初代校長として迎えたのが
Scotland人のヘンリー・ダイヤーでした。
これもやはり山尾がGlasgow時代に結んだ友好の結晶だったのでしょう
一つ一つの史実をつなぐ
見えない糸が
ふわ~っと浮き出てくるような
不思議なワクワクを感じて嬉しくなりました。
それにしても
この長州ファイブ
船に乗り込んだ時に英語を話せたのはたった一人 のちに外務大臣になる
井上勝だけ。
あとの4人は船がロンドンにつくまでの数カ月の間で英語を学ぶのですが
ロンドンではほぼ英語を理解していたようです
恐るべし! 幕末の若者。