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カテゴリ:science
日経新聞の夕刊に、脳科学者の茂木さんの「科学の恵み」というコラムがあった。
そういえば、去年知り合った人に、科学と技術の言葉の違いにとてもこだわる人がいた。 このコラムを読んで、その人のことを思い出した。 なんだか、すごく良くまとまっている文章で、昔、お手本に書き写していた天声人語のよう。 思わず、書き留めてしまった。 「確かに、私が子どもの頃に比べて、科学の社会の中での位置付けが変わってきているように思う。 宇宙の真理を探求する営みとしての科学よりも、役に立つ技術を提供する方便としての科学への期待が高まっている。 科学は単なるノウハウではないのだが、真理探究としての科学に対する尊敬の念が、いささか薄らいできているようだ。」 確かに、そういうことを感じることがある。 どうしても、自分がお金になる、技術、産業になる科学を取り上げて、そちらにばかり注目してしまうからかもしれない。 もちろん、メディアもおのずと、そういったものを取り上げるので、どうしても注目してしまうのもあるだけれど。 研究などで必ず聞くのが、何の役に立つのでしょうか、ということ。 いつ、どんな形で役に立つのかわからない、たたないかもしれない。 でも、そんな人類の知への探求に対しても、アンテナを張っていられたらと思う。 茂木さんの文章の背景には、Sonyが置かれている状況なんかもあるんだろうけど。。。 「インターネットを支えているのも、科学と同じようなクールな理論である。 欲望だけをいたずらに拡大させても、肝心の技術がそれを支えなければ話にならない。」 などのところを読み、日本のネット企業に思いをはせる。 梅田さんのブログなどを思い出しつつ。。。 激しく動く米ネット世界、でも日本は・・・・ ウェブ社会[本当の大変化]はこれから始まる より。 『グーグルは「増殖する地球上の厖大な情報を瞬時にすべて整理し尽くす」という理念を打ち立て一九九八年に創業されたベンチャー』 『「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね」 グーグルに勤める友人は私にこう言った。恐ろしいことを考えているんだなぁと思ったが、目が澄み切っている彼らは、こういうことで冗談は言わない。本気でそう考え、次々と手を打っている。』 もちろん、利益を得るのが企業のありようであり、欲望があるのはあたり前の話だ。 でも、それ以上に理念を掲げて開発を続けているグーグルのあり方は非常にCoolだ。 ほのぼのさんが27日に書かれている、 「次世代「グリッドサーチエンジン」で米United Devicesに特許」 という話題。 動画や音声などのコンテンツまでもが検索結果として表示できる可能性があるという技術らしい。 できるとしたら、すごいな。 音声ができるとしたら、動画の検索だって、きっと音声から検索するのではないのかな? 動画の画像そのものだけから、色々検索する語を選ぶのって難しいと思うけど。 googleの独走もどうなるか。 さぁ、まとまりつかなくなってきて眠いのでこのへんで。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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