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夫の仕事は、3年ほど前から一週間のうち東京と関西とを行ったり来たりする生活だった。
夫も私も出身は関西。 東京で家を買うこともできず、ゆくゆくは関西へ帰ろう、とは話していた。 夫は関西にも家を借りていたので、 いつ引っ越す? という話にはなっていた。 でも、それを引きのばしていたのは私。 東京での生活に後ろ髪をひかれてきた。 結婚して東京に出てきたのは2000年の4月 子どもがおなかにいたので、出産を控えあまり出歩くこともできず、 仕事を辞めてきたので話し相手もおらず。 すごく孤独だった。 最初に顔を覚えてもらったのは、宅急便屋さんだった気がする。 買い物に出ていると、車に乗った宅急便屋さんに 「あっ、さっき行ったんですよ。後でまた行きますね!」 などと言ってもらった時には、 「あ~、この街で生きてるんだなぁ~」 なんて思ったっけ。 子どもの出産に伴い、 マタニティクラスの知り合い、 産院の知り合い、 子育てサークルの知り合いなどできた ちょろちょろ、じっとしていない子だったので しょっちゅう後を追いかけていて、公園デビューは失敗したなぁ~ ママ友できないなぁ~ なんて思っていた。 それでも、子どもが成長するにつれ 保育園でのママさん 子どものサッカー部のママさん 小学校PTAのママさん、パパさん だんだん輪が広がっていった。 そんなふうに10年ちょっとかけて、 ようやく広がっていった輪を捨てたくなかったんだよなぁ~。 東京に残る理由でも考えようと、子供を公立中高一貫校に受験させてみたりもした。 まぁ、失敗。 東京では、子育ての傍らいろいろな仕事をした。 最後の方は、人のつてで仕事が舞い込んできたりもした。 そのつながりを切ってしまうのはつらかった。 それでもけれども、今はすっきりした気分。 決めてしまったことを振り返って考えても仕方がない。 生活は4月から関西でしているが、夫の仕事が東京でも時々あったことから 7月までは家をそのまま借りていた。 8月に入った今は、東京に帰る場所もない。 しみじみ感傷にひたる間もなく、いろいろと生活ははじまり、 新たな場所での暮らしは回っていく。 また、東京でできたような気のおけないママ友ができるといいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.25 09:37:17
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