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いつもの たぬき

いつもの たぬき

真面目りきぱぱ作品 1

小さなまとまり 大きな纏まり
aaa育成会会長 りきkkぱぱ
  AA地区の玄関口に位置するBBは ご周知の如く急激に 様変わりし続けています。この地区の幼小学校園児・児童数は校区外も含めて約八十人。それに 中学校生徒を入れて百人が育成会に参加しています。狭い区域なので様様な会の纏まりが
良く、「子供には元気がある。若者には勇気がある。中年には知恵がある。そして、老人には経験がある。」と いうことを互いに尊重し 世代を超えた交流を深めています。地区体育会、左義長、地区夏祭りは言うまでも無く、BB最大のイベントであるコスモス祭りは、大きな纏まりがあってこそできるものであると言えます。育成会では、毎年コスモスの巨大迷路を製作しています。この紙面では詳細
を秘密としますが、子供たちの真面目な種の蒔き方と 役員の多大な尽力で 秋にはコスモスの花以上に 迷路で遊ぶ幾多の家族の楽しい笑顔の花が咲きます。BBの子供たちも ここでレクレーションを行います。班分けをして六年生がリーダー
となって 迷路内の課題を協力して解きます。そして、必ず班ごとに出てくるよう指導します。 「統率」「連帯」そして「思いやり」とを 遊びのなかで身に
つけることができるよう考えています。また、自分勝手な行動をする子や 極端に言葉遣いのひどい子そして、人の話を聴かない子は親も参加頂いて 状態を見てもらっています。しかしながら、叱って指導ができない風潮のなか 集団行動の中で
それに気付かせ 改めさせようというやり方はうまくいっていません。子どもたちの中から しっかりとしたリーダーを育てるのが最良だと思います。「まとまる」というのは小さくなってしまうというイメージがありますが ここがしっかり出来ななければ 大きなまとまりには成れないということを 課題としていきたいと思っています。 
 そして、育成会も親が企画する のではなく 子どもたちの方から「こうゆう事がやりたい。」と言って来てくれたら幸いです。私は それを待っています。

                                      00小PTA会長 りきkkぱぱ 
 私には00小学校に入学できなかった子が
います。自閉症という障害を持っています。大変お世話になった保育園から 次は養護学校と思っていましたが 園の先生、仲間達に「この為に三年間 基礎体力をつけてきたんです。必ず頑張れるから」と 応援されて 特殊教室(現在では、特別支援教室と名称が変わりました)のある小学校を探しました。最初に見学に行ったところは とてもすばらしく 先生の指示のもと 音楽も踊りも 作文 習字にいたるまで 感心するほど立派にこなしていました。将来の進学まで見据えたプログラムで 自閉症、多動 ダウン症などの子もかなり学んでいました。「ここに」と思ったのは言うまでもありません。他にも予約していたので 見学しましたが どれも及びませんでした。最後にこの学校で終わりと 覗いた教室は 児童五人の小さな教室でした。ところが いきなりミュージックベルで にこにこしながら演奏して歓迎してくれました。その演奏がとても暖かく 疲れていた私達を和ませてくれました。「ウサギがいるよ」と その子たちは 中庭に案内してくれました。先に四.五年生の何人かが ウサギと遊んでいました。「赤ちゃんウサギは抱っこしちゃだめだよ!」と 特別支援教室の子が言いました。「あっ ごめんごめん」その子たちは 素直に謝って そして 仲良くいっしょに遊び出したのでした。驚きました。この暖かい雰囲気に この学校にお世話になろうと思いました。
 入学式は自分の名前に 何とか返事が
出来る程度でしたが 同じ学年の子供達と遊び 隣の00大学の先生方や学生達も 教室に幾度となく遊びに来てくれて すっかり心が開かれた今は 読書も絵も運動も とても頑張っています。
 昨年 00市で特別支援教室の県大会がありました。市内の中学校や小学校のボランティアの人が大勢参加して 一緒に工作したり 00公園に散歩したりと楽しい一時を過ごしました。「どうして これだけのことが できるんですか?」00の事務局に尋ねたところ 「引きこもっているのではなくて どんどんみんなの中へ出ていく」と いうことを熱く語ってくれました。
 思えば 障害児の親にもかかわらず役員を引き受けましたのも 弱者を励まし 上級生が下級生の面倒をみて これからも増えてくる転校生への親切など「思いやり」のある児童 開かれた学校になればと思ってのことでした。数年後には、障害児も受け入れる統合教育も もっと広がっていくと思われます。地域の皆様 そして PTAが少しでも多くの子供達と触れ合って あたたかい雰囲気を作くっていく事を 続けられたらと願います。
 
 リセットできない命

 先日 我が家の幼犬を交通事故で亡くしました。小三の子が一生懸命

 名まえを呼びつづけましたが 病院を目前に息を引取りました。彼には

 納得ができません。ほんの少し前まで一緒に走り回っていたからです。

「起きて!」「起きて!」と泣きながら 何の外傷もない体を揺する姿に 溢

 れる涙を押さえきれませんでした。ある本に「子供が産まれたら子犬

 を飼うがいい、子犬は子供より早く成長して、子供を守ってくれるだろ

 う。そして子供が成長すると良き友となる。青年となり多感な年頃に犬

 は老いて、死ぬだろう。犬は、青年に教えるのである、死の悲しみを」

 とありました。もらわれて わずか三ヶ月。ゲームでもバーチャルで

 もない リセットできない小さな命は多くの事を残してくれました。

 


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