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リク☆ラグナロク(花男SS/質問素材etc)

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2006.06.03
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テーマ:花より男子(76)
【つくし】


「き、聞いてたんだ……。」


意外…。

何か考え込んでる風だったから、絶対聞いてないと思ってたのに。


だけどあたしは、道明寺の答えに不満を抱いた。


「でもね、道明寺…。」

「なんだよ。ちゃんと聞いてたし、答えただろ?」

「そうだけど…

 でも、山下さんに頼りすぎるのは良くないと思うよ!

 一応自分のことなんだから、少しは――――――」

「そうは言っても、山下に訊くのが1番良いだろ。

 俺が直接手取り足取り教えてやりたいのは山々だが、俺には俺の仕事があるし、

 残念ながら、俺は秘書の詳しい仕事までは知らねぇし…。

 曲がりなりにもあいつは俺の秘書なんだから、秘書としての腕は良いだろ。」


うん?なんか言ってることおかしくない??

あたしがした質問は、

『今日の仕事はどうなってるの?』

――――――という感じのものだったはず。


確かに、山下さんに訊くのが1番よ。

道明寺のスケジュールを管理・調整してるのは山下さんなんだから…。


だけど、道明寺が言ってることは少しズレてる……。

何を勘違いしてるんだろ?

きっとホントは聞いてなかったんだろうなぁ…。




「…なんかお前、暗くねぇ……?

 俺は正論を言ったつもりなんだけど。」

「え、あ…うん。」


もう、どうでもいいや。


それよりも―――――――…


「…なんでさっき、あたしに名前訊いたの?

 やっぱり久しぶりだから、あたしって判らなかったの……?」

「あ?あー…あれ。

 別に判らなかった訳じゃねぇけど…、つーか、俺がお前判らないわけねぇし。」

「じゃあ……」


なんで―――――…?


「…なんかよ、信じられなくて。」

「…え?」

「お前、突然いなくなっただろ?

 その上、ずーっと音信不通。

 まさか、お前から戻ってくるとは思わなかったし。」


うーん……

正確には、自分の意志で戻ってきたわけではないんだけど…。


そうは言っても、会いたくなかった訳じゃない。

あたしだって、道明寺のことを忘れた日はなかったんだから……。



「ゴメンね…、道明寺」

「おお。

 もう、勝手にいなくなるなよ?」

「………うん。」



あたしが道明寺の前から姿を消す必要は、今のところない。

失踪したって、多分今度は道明寺のお母さんも隠してくれないだろうから、逃げるだけ無駄だろうし…。


だいたい、大本の子供達のことは、道明寺にバレてるみたいだし―――――……


でも、道明寺は何も言ってこない。

気にならない…はずはないと思うんだけど……。

だけど、道明寺から訊いてこない限り、あたしから話すのも気が重いなー…。





その後、部屋に戻ってきた山下さんによって、あたしたちは一気に仕事モードに切り替えさせられた。

始め山下さんは、化粧の崩れたあたしを見てビックリしてたみたいだけど、何も訊いてはこなかった。


道明寺の仕事は、思っていたほどハードなものでもなかった。

以前はもっと忙しく飛び回ってたらしいけど、最近では部下との信頼関係もしっかり築いてて、仕事能率も頗る良いみたい。

あの道明寺が…と少し感心してしまった。


あたしはと言えば、結局山下さんにくっついていただけだった。

…道明寺は、あまりいい顔してなかったけど。

足手まといにならないように、早く仕事を覚えなくっちゃ!















続く。。。















*あとがき*

…読み返したくない...orz
多分これを書いたのは1ヶ月くらい前…かな。。
それなら早くupしろって感じですけど、在庫がたんまりないとupし難い…!
*Time~*の方は全然在庫ないけど((ぶh


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Last updated  2006.06.03 20:37:47
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