Garden 東の谷

2013/10/06(日)07:57

大阪と神戸で美術展のはしご

美術&博物館(30)

前回の日記には、 私へのお見舞いコメントをありがとうございました。 以前の様に「元気いっぱい!」という事はありませんが、 あれ以来、発熱もなく、 昨日は日帰りで、無事に山の辺のみちを18万歩歩いてきました。 今日は用心して、家で大人しくしています^^ ごめんなさい。訂正させて頂きます(^^ゞ 上に「18万歩」歩いたって書きましたけれど、 「1.8万歩」の間違いです。 18万歩って、一歩が60cm位で単純計算しても100km。 1時間に4km歩いて25時間はかかります。 淡路島から奈良まで日帰りで、そんなに歩くことは不可能。 どうも失礼しましたm(__)m 先月の29日、一緒にスイス旅行をした アッチャン&エッチャンとの3人で、 大阪・中之島の国立国際美術館へ、 貴婦人を一角獣展を見に行って来ました。 フランス国立クリュニー美術館の至宝・貴婦人と一角獣は、 1500年頃に制作されたと推測される 6連の連作タピストリーです。 ジョルジュ・サンドが称賛したことで、 一躍有名になったそうです。 この作品が国外に貸し出されたのは、過去にただ1度、 アメリカのメトロポリタン美術館だけでした。 今回は、日本初公開です。 私は、20年位前にパリへ行った時、 クリュニー美術館で見た事がありますので、 久しぶりの再会です♪ 最初の5点は、人間の五感を表現しています。 「触 覚」 背筋を伸ばし堂々と立つ貴婦人が、 右手で旗竿を持ちながら、 左手で一角獣の角に軽く触れています。 「味 覚」 貴婦人は、次女の捧げつ器から右手でお菓子を取り、 左手に止まるオウムに与えています。 「嗅 覚」 侍女が支える皿から花を選びながら、 花冠を編む貴婦人。 その背後で、猿が花の香りを嗅いでいます。 「聴 覚」 侍女がふいごを操作し、 貴婦人がパイプオルガンを演奏しています。 オルガンの音に耳を傾ける一角獣と獅子。 「視 覚」 草地に腰を下ろす貴婦人の膝に、 一角獣が前足をのせて寛いでいます。 一角獣は、自らが写る鏡に見入っています。 そして、最後の一点は・・・ 「我が唯一の望み」 青い大きな天幕の前で、宝石を手にする貴婦人。 侍女が捧げ持つ小箱から、 宝石を選んで身に着けるところでしょうか。 それとは逆に、 身に着けていた宝石を外して箱に戻すところかもしれませんね。 「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、 様々に論じられてきました。 五感を統べる第六の感覚である、 「心、知性、精神」であるとも言われますし、 銘文からは、愛や結婚といった意味が導き出されています。 宝石が象徴するものに対する貴婦人の身振りも、 どちらとも解釈することができます。 最後に残された大きな謎。 それは、連作の魅力をいっそう高めているのではないでしょうか。 館内は、勿論撮影禁止。 頂いたパンフレットの絵をスキャンし、 説明文も引用させていただきました。 石造りのお城の壁に架け、 寒さ対策と装飾に使ったタピストリー。 「これがホンとに織物?」と思える 繊細な絵と色使いに圧倒され、 うっとりとしたひと時を過ごしました。 高精細デジタル画像のシアター 展示室では作品保護のため、 明るい環境で見る事ができません。 ここでは、肉眼で見る事ができない細部まで 観賞する事ができます。 その後、館内のレストランで昼食 パエリア・セット(1200円) コップに入ったスープを飲んだ後に、 写真を写すのを思い出したんです(^^ゞ せっかく明石海峡大橋を渡ったついでに、 もう一箇所、美術館へ行きました。 プーシキン美術館展(於 神戸市立博物館) ・・・フランス絵画300年・・・ ロシア・モスクワにあるプーシキン美術館から、 フランス絵画の名作が来日しています。 クロード・モネ  「陽だまりのライラック」 フランソワ・ブーシェ  「ユピテルとカリスト」 ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル 「聖杯の前の聖母」 フィンセント・ファン・ゴッホ 「医師レーの肖像」 アンリ・ルソー 詩人に霊感を与えるミューズ」 ※画像は、パンフレットをスキャンしたものです。 素晴らしい絵画鑑賞を堪能した後、 近くで見つけたお洒落なケーキ屋さんで 紅茶とケーキを頂いたのですが、 ケーキが半分になってから写真の事を思い出したので、 撮るのは諦めました。 イチヂクのショートケーキに、 素敵なティーコゼが被せられたポット。 画像に残せなくて残念です(涙) お茶とお菓子を頂きながらの、 その日見てきたタピストリーや絵画のお話は尽きず、 気がついたら6時を過ぎていました。 「次は、来年1月に来るターナー展を見に来ようね」 そう約束して帰路に着きました。 家に着いたのは8時半。 素敵な芸術作品でおなかが一杯! 夕食は抜きでした。   いつも温かいコメントほんとうにありがとうございます。 みなさまのコメントを励みに、 ブログ更新を頑張っています(*^_^*) お帰り際に1クリックをお願いします

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