2010/03/04(木)22:07
『道(La Strada)』
古い映画も色々と鑑賞してきたつもりでしたが、フェリーニ作品は1本も観たことなかったんですよね…(^^;
道
“名作”と聞いていましたが、実際に観たら、ホント、名作というにふさわしい作品でした。
哀愁があって、美しさやスケール感のある“ジェルソミーナ(のテーマ)”も、この作品に効果的に彩りを加え、作品を印象付けていました。
どんな人だって、必ずどこかで誰かに必要とされていて。
大切なものは、失ってから気づくもので。
来た道を振り返れば、そこにはどうしようもない後悔や、希望に満ちていた記憶があったり、進む道を望めば、明るい光が導いていたり、なかなか晴れない霧で覆われているかもしれない。
私なりのこの作品に対する解釈を書こうかと思いましたが、観た方それぞれが違う解釈をされるのでは?と思うので、書かない方がいいかな(笑)。
観たことがない方は、ぜひ一度この作品を鑑賞して、自分自身の“道”を見つけて頂きたいな、と思います。