りみCAR-STYLE~クルマと映画と男と女?

2011/09/13(火)21:29

『Pink SUBARU(ピンク・スバル)』

映画&DVD(320)

昨日は、市内のシネコンで開催された富士スバル主催の『Pink SUBARU』上映会に行ってきました♪ この映画、存在自体は前から知っていて、日本人監督が海外で撮影したというコトもあり気になっていたのですが、群馬での上映予定はなく(あっても相当先になりそう(^^;)、DVDを待って観ればいいかなぁ~、と思っていたトコロに、“上映会に抽選でご招待!”の懸賞(笑)。 運良くそれに当選し、貴重な機会を得られた、というワケです(^_^)v 映画の上映前のコマーシャル放映タイムは、もちろん全部スバル(笑)! スバルのコマーシャルは、通常の映画上映時でも流れていますが、全種類一気に見ることはないから、これまた貴重な機会ですよ(笑)。 そしてここからは、肝心の本編のお話。 この作品の舞台は、イスラエル・タイベとパレスチナ。 イスラエルやパレスチナというと、“争いの絶えない国”という印象しかありませんが、そんなイスラエルでは、スバル車が国民車として大人気なんだそう。 なぜか? 中東の近代化が大幅に進んだ70年代、イスラエルに自動車を輸出するのを躊躇していた日本車メーカーばかりの中、当時シェア5%程度だった富士重工だけが輸出を開始、イスラエルではその日本のクルマが大人気となり、イスラエルでのシェア80%を占めるまでになったのだとか。 そんなイスラエルで、20年働いて“メタリック・ブラックのレガシィ”の新車を買った主人公は、間もなく結婚する妹を、美しく着飾らせて結婚式場まで送り届けることを楽しみにしていた。 だけど、納車の翌朝、駐車場にあるはずの新車のレガシィは跡形もなく消えていた… 妹の結婚式までにクルマを取り戻そう!と、仲間たちと探し始める、というストーリー。 イスラエルに隣接するパレスチナ西岸部では、自動車の需要と供給のバランスが取れておらず、自動車を必要とする人に対しての自動車販売店の絶対数が足りず、“盗難車の売買”という職業が成り立ってしまう、という、なんとも道理に反した現実があるのだそうだ。 今まで、ニュースなどで知っていた“紛争地”というイメージの中には、“人々の日常の生活”というものがありませんでしたが、それは私がイメージから勝手に作り上げてしまった世界なんですよね。 この作品では、ニュースで報じられているような“争い”は一切組み込まれておらず、イスラエルの美しい風景や空気感、明るく朗らかでまっすぐなイスラエルの人々の姿が描かれている。 ミニシアター系という扱いになるかと思いますが、そういった作品には珍しく、起承転結がハッキリしていて、展開がわかりやすい印象。 役者さんの演技や映像といった部分で物足りなさを感じたシーンも多々ありましたが(笑)、日本人監督さんが撮ったとは思えない雰囲気。 イタリアの映画(ってどういうの?って言われるとよくわからないけど(^^;)みたいな匂いのある作品なので、個人的には日本よりも海外で評価されたらいいな、なんて感じます。 日本人でも、こういった多国籍な風味の作品が作れるというのは、なんだか嬉しいです☆ 作品中では、『ケ・セラ・セラ』、『昴』の日本の歌も彩を添えていましたが、中東の風景にも日本の歌って、馴染むものなのですね~(笑) 好き嫌いのある作品かと思いますが、こういった作品を鑑賞できる機会を与えてくださったことに感謝したいと思います♪  

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