●わさびや茶園のスローな暮らし〈1〉わさびや茶園のスローな暮らし♪ 秦野の緑茶工房で、 子供も一緒に「秋摘み茶の手もみ体験」はいかがですか。 山の長老に聞く秋の七草や十五夜のお話しと、 山口さん宅のスローフードな暮らしをご紹介いたします。 お昼は山口さんちのお庭で みんなで一緒に大鍋でスイトンを作ります。 掘りたてのサツマイモで焼き芋を焼いたり チップの替わりに茶葉で燻す「燻製作り」 体験しながら秋の味覚を楽しみましょう。 実は、あまり知られていないけれど、 秦野には茶畑があるんですよ。 山口さんのお宅は、霧が深い山の麓にあって 丹沢の湧水がふんだんに使えるとても幸せな場所。 秦野自慢の「おいしい水」で もとはといえば本格的にワサビ田を作っていたそうです。 秦野銘茶「わさびや茶園」ちょっと変わった名前の由来です。 だから、今回、嬉しい最後のシメご飯は、 自家製のワサビとお茶で作る「山葵お茶漬け」なんですって! 山の湧水が大地を潤し、小川になって里山へ‥ ここにお邪魔するたびに「人」が自然の中で生かされていることを しみじみ感じてしまいます。 地球という星のおおきな連鎖の中で、 私達は水や大地と繋がっているんだな‥と実感します。 緑茶工房「わさびや茶園」の自然の中で スローフードな「幸せ時間」をご一緒しましょう♪ ...................................................................... 【わさびや茶園のスローな暮らし♪】 ●10月3日(日) 10:30am集合 11:00amスタート 参加費 (手もみ茶お土産付) \2,000(会員) \2,500 (ビジター) \500(子供) ※天候により内容が多少変わることもあります。 ※尚、個人のお宅ですのでご予約は必須です。 ビジター参加ご希望の方はリミンの私書箱メールまで。 ・主催: スローフード秦野 ・協力: 緑茶工房「わさびや茶園」 ・後援: (社)秦野市観光協会 ・神奈川新聞コミュニティーサイト「カナロコ」 ・Yahoo地域情報 ・みんなでつくるニュースBlog ・地元ランキング・プラットフォーム(角川マーケティング) ・PJニュース(ライブドア) ..................................................................... 撮影2010.9.15 十五夜飾り(協力:秦野市菩提 山口家) 余談ですが、十五夜お月さんで知られる 「お月見」は別名「芋満月」といわれるくらい 里芋はお月見に欠かせないお供え物なんだそうです。 地方によっては、この夜は誰でもお芋を盗ってよい という風習があったと聞きます。 子供たちは張り切ってあちこちの家を回って芋盗人に‥ それでも盗られたほうは、今夜は十五夜の晩だから 神様が貰ってくれたといって喜んだといいますから おおらかで、のんびりした日本の暮らしぶり、 これもまたスローな暮らしの幸せでしょうね~☆ 撮影2010.9.15 十五夜飾り(協力:秦野市菩提 山口家) 〈2〉大地の恵み、栗ご飯 ウチの裏山「弘法山の栗」大地の恵みがたっぷりと詰まって‥ 秋の味覚の中でもとくに嬉しい‘栗’ 縄文の昔から保存が効く貴重な食材として、また 豊作や勝利を祈願する縁起物でもあったようです。 そういえば「折形」にも「勝栗包み」(カチグリツツミ)といって、 武士が戦に出陣する時、勝つための験担ぎとして栗を贈った そうですが、その際の正式な包み方があるんですよ。 秦野・ふるさと公園も秋の気配 また旧暦九月九日の「栗節句」 江戸時代に、七草・桃の節句・端午の節句・七夕と並んで 「五節句」に制定され、この日は菊酒を飲み、栗ご飯を食べて 菊の花を観賞したといわれます。 恵みの秋、収穫の季節の到来です ちょうど新暦では十月で、田畑の収穫も行われる頃。 初穂を神仏に供えたり、栗ご飯を炊いたりと豊作を祝う季節。 栗ご飯は、恵みの秋の“ハレの日”のごちそうです。 稲穂もすっかり黄金色 そんなわけで、我が家も今夜は‘栗ご飯’ 初物だから、笑って食べなきゃ!と喜ぶのは私だけ。 ウチの彼は‘真っ白な銀飯’が一番好きなんですって。 (そういう世代です‥) ●オマケでウンブリア州の栗の村 サンタ・レスティトゥータ村をご紹介します。 ここの人口は、全部で15人いるかいないかだそうで、 「15人の村」が現役というのもすごいです。 『栗ならここの村じゃなきゃ』と連れて行ってもらいました。 プリっと小粒でしたが、とても甘くて美味しい栗でした。 イタリアは栗ご飯じゃなくて焼き栗の季節らしく、 専用の穴が開いたフライパンがお店に並んでました。 最初見たとき、穴の開いたフライパン? はて、何に使うの?と、とても不思議でしたが、 以前「幸せは、すぐそばに♪」でもご紹介した 暖炉の火にかけて焼き栗にするための道具でした。 栗を売ってくれた人たちは、山の達人といった感じ。 大きなキノコが二本、工房のすみに置いてあって 『さっき、採ってきた。今日のお昼ご飯なんだ』と 嬉しそうに話してました。 ふだんは樵(キコリ)さんなのかしら。 〈3〉日曜は、わさびや茶園でお茶しましょ♪ <わさびや茶園・山口さん宅のお庭から> 今週の日曜日【わさびや茶園のスローな暮らし♪】の開催です。 里山暮らしのスローフードな幸せをご紹介いたします。 トップ写真は山口さんちのお庭から見る風景。 こちらのお宅、茶畑の他に、棚田あり、ワサビ田あり、 蕎麦畑にはそばの花が咲き、自宅用の野菜も植えられて、 ウーム、まさに[欲しいモノはみんなある!]の世界だわ。 本日、神奈川新聞2010年 9月 28日(火)に掲載されました。 棚田に映る「田毎の月」(タゴトのツキ)を観るのが ずうっと夢でしたが、ここからならバッチリ叶いそう! 遠く旅に出なくてもこんなに身近にあったなんて驚きです。 里山の水鏡が映しだす「田毎の月」 いまや失われつつある日本の風景のひとつです。 俳人たちが愛した幽玄な月の世界ですが、 効率化の流れの中でいずれ消えてゆくのかもしれません。 そんな貴重な風景が自宅のお庭にあるんですね。 <前方に見えるのが緑茶工房です> 〈稲刈りも終わり、掛け干しの季節です〉 秋摘み茶、栗、新米、秋野菜が出回るこの時期に、 農村で昔から続いてきた「手仕事の暮らし」の一端を ちょっと覗いてみませんか。 スローフード秦野がお待ちしています♪ 〈4〉わさびや茶園・幸せ時間のおすそ分け 『わー、自宅の敷地を川が流れる。マイ・リバーがあるなんて!』 『しかも、裏の丹沢の伏流水。ワサビ田まで作れるなんて!』 『ウンブリアの風景と似ている。幸せの風が吹いてますね~』 10月3日【わさびや茶園のスローな暮らし】に集まった皆さん、 感動の面持ちで沢に下りて水を飲んだり、深呼吸したり。 本当にココに来るとしばし日常の浮世のウサも忘れます。 緑茶工房の山口さんちの食卓にのぼるものは、 穀類、豆類、季節の野菜、味噌や漬け物はもちろん ゴマ、トウガラシ、ワサビ、こんにゃくまで、 ほとんど手作りするため買ってくるモノはあまり無いそうです。 『この幸せ感あふれるスローな暮らしを支えているのは、 三世代が同居する家族の総力があればこそですね 。』 参加の皆さんから、そんな声も聞かれました。 確かにそうだと思います。暮らしの中の伝統を伝える グランママの力はやっぱり大きい! <オロシじゃが芋と米粉をあわせたスイトン入り。秦野の母ちゃんの味!> そして、実動部隊?のカナメとなっているのは きっと、こちらの若奥さんじゃないのかな~。 ↓ どこのウチでもお母さんは家族の中心、 太陽みたいな存在だもの。 みんなで手分けして食卓の準備を手伝います。 エプロン持参で駆けつけてくれた助っ人の方が 多くて大助かりでした。 男性陣は、力仕事&焼き芋、燻製作りなど火を使う担当で、 なんだか「大草原の小さな家」のお父さんみたいです‥ <ドラム缶で焼き芋作り> <茶葉チップを利用した燻製作り> 女性陣は盛り付けたり、運んだり。 食卓というのは、男性、女性、両方の協力のもとに 出来あがる合作なんだな~としみじみ思いました。 イタリアでよく見かけたお庭で家族や仲間と食事する。 みんなで作ってみんなで食べる幸せ時間! 「大きな幸せは小さなテーブルから始まる」のです。 スローフード秦野がお届けする「おいしいの幸せ」は 私達のテーマ「おいしい」「きれい」「公平な」という 「三つの想い」のうちのひとつなんですよ。 さて、私達、食べていたばかりではありません。 手もみで作る秋摘み茶、何時間も根気の要る仕事です。 みんなで少しづつリレーで体験させてもらいました。 わさびやさんの「おいしいお茶」は 秦野のおいしい水が育ててくれる。 丹沢山系のきれいな湧水があればこそ。 緑の山から滲み出す水が きれいな小川となって里山へ。 豊饒な大地は食卓に豊かな恵みを届けくれる。 そんなこんなでなんとか完成です。 スローフード秦野オリジナル「秋摘み手もみ茶」と 山口さんが作った丹沢紅茶、今日の記念のお土産です♪ 秋の木漏れ日が背中にやさしく降りそそぎ、 山から流れる水音が、みんなの談笑のBGM。 「お皿(カップ)の中は大地とつながる」 スローフードが提唱する「きれいの幸せ」を 胸いっぱいに吸いこんで‥ [テッラ・マードレ](母なる大地)へ感謝の気持ちが わいてくる素敵な一日となりました。 スローフードな幸せをおすそ分けして下さった 山口さんご家族の皆様ありがとう! ご参加の皆さま、またお会いしましょうね☆ <タウン・ニュース 10月9日号掲載 2010.10.9 >★ ジャンル別一覧
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