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カテゴリ:アスタ・マニャーナ
風車といえば、風車を邪悪な怪物として勇敢に戦いを挑んだ、 かの「ドン・キ・ホーテ」の物語。 スペイン人の家庭には、必ずあると云われるほど有名な物語。 だけど、全巻をきっちり精読している人は、あまりいないだろう、 というのが、私の師匠の中丸説。 それはさておき、ラ・マンチャは(乾いた大地)という意味 の通り、ここの土地には何も無い。 空は、ただただ青く広がって、 荒涼とした赤茶けた大地が、どこまでも続いているだけ。 風の音が、空と大地を覆い尽くす。 それ以外は、本当に何も無い‥。 そして、私は、そこが好き! ここが、ずうっと「私の思い描いていたスペインだ!」 という気さえするわ。 オリーブとワイン用の葡萄が作られているけれど、 昔からスペインで一番貧しい地方といわれてる。 それでも、夢無しには、人は生きられないから、 だからこそ、セルバンテスはドン・キ・ホーテの 生まれ故郷を、このラ・マンチャにしたんだと思うのね。 ※写真は、ラ・マンチャ地方コンスエグラ村の風車。 登場人物は、松本幸四郎でもなく、 ピーター・オトゥールでもない「うちの彼」 対象物が無いと風車の大きさを、お伝え出来ないと思い、 無理を言って、出演願いました。 皆さま、大変、失礼致しました! ちなみに、ここはサフランの本場で、観光客が来ると、 お爺ちゃんがビニール袋に入れたサフランを売りに来るの。 食料品店より安いので、もっと買っとけばよかったなー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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