里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

2006/05/22(月)17:03

ルーブルの匂い

パリの空の下(9)

映画「ダ・ヴィンチ・コード」 昨日が、ロードーショーの初日だったのよね。 だからだと思うけど、テレビでも 「ダ・ヴィンチの謎と暗号」のような特番やってたわ。 ここまで「仕掛け」が透けて見えると、なんかイヤ! 「ノセられてる」ってのは、あまり気分がいいもんじゃない。 映画は、ほとぼり冷めて忘れられた頃に観ようかなー‥ と、天邪鬼な私です。 で、写真は、ルーヴル美術館にある「ミロのヴィーナス」 前にも書いたけど、この「ミロのヴィーナス」と、 「モナ・リザ」とルーヴルにあるフェルメールの作品二点。 この三つだけ観ようと目標を絞っても、3時間近く歩き回る ことになり、くたびれ果てたという話。 日曜日は、どこも美術館の入場料が無料なので、 普段よりは混んでいるらしかった。 といっても、 「モナ・リザ」を除けば、あのミロのヴィーナスと言えども 人影は、まばらなの。 フェルメールのある部屋にいたっては誰も居なかったのよ。 昼間でも薄暗く、静まりかえった石畳の廊下。 私達の足音だけが、こだまして‥ 思わず手をつないで歩いたほどです。 う~ん、今考えると、どこかの部屋に、人が倒れていても、 不思議じゃないかも‥。 だから「ダ・ヴィンチ・コード」の本、最初の導入部が一番好き。 主人公と一緒に、夜のルーブルの廊下を歩いているようで、 臨場感にドキドキ! 美術館独特の、不思議な湿った匂いが蘇ってくるような 気がしてきます‥。 ※「モナ・リザ」以外は、みんな写真撮影バシバシしていて、  本当はこのヴィーナス像と並んで記念写真を撮ったんだけど、  後から見て、後悔したわ。  ヴィーナスさんと並ぶなんて無謀なことをしたものです‥。

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