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里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

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2007年07月16日
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ボスボラス海峡.jpg
ボスボラス海峡からイスタンブールを望む

台風情報を見ていたら、ウチの彼が私に聞いた。
「なぜトルコが親日なのか知ってる?」
「えーと、親日だとは聞いているけど‥その理由?」
「そう理由。んー、キーワードは、台風ね」
「台風で?・・トルコと日本は、なぜ仲良しなの?」

●1890年(明治23年) 和歌山県串本町沖で、
トルコの船エルトゥールル号が台風で沈没した。
オスマントルコ皇帝が日本に派遣した特使たちを
乗せた船の帰国途中の出来事だった。

灯台守の通報により大島村(当時) の村民が総出で
暴風雨の中を必死の救助に当たり、
災害に備えた村の僅かな食料すら放出したそうだ。

犠牲者587名。
多くのトルコ人が異国・日本の海で死んでいった。
救出され一命を取りとめた生存者69名。

生還の人たちは日本海軍の軍艦2隻で
トルコへと送り届けられ、無事故郷の土を踏んだ。

エルトゥールル号の遭難事件は、
トルコ国内の新聞で大きく報道され、
このときから日本とトルコの友好関係が始まったという。

日本もトルコもお互い帝政ロシアの南下政策に
苦しめられている似たようなお家事情というのもあってか、
トルコでは日露戦争終結の年に生まれた子供には、
「トーゴー」の名が付けられたそうだ。

それからおよそ100年後‥
1985年 イラン・イラク戦争が激化。
フセインの『リミット48時間』宣言が発表された。
イランの首都・テヘラン空港は海外脱出の人で溢れていた。
各国の旅客機が自国の乗客を乗せて国外へと脱出していった。

が、日本政府の対応が遅れ‥
日本人215人が空港に取り残された。

パニック状態、万事休すと思われたその時、
トルコの特別機が2機到着。
日本人乗客全員を乗せて無事テヘランを脱出。
まさにタイムリミット1時間15分前だったという・・。

トルコの外交筋は、特別機の理由をこう答えた。
『エルトゥールル号の借りを返しただけです』

●そして、それから22年後の今現在、
 「犬と三日月 イスタンブールの7年」の著者「madamkase」こと
加瀬由美子さん、
「イスタンブールにユミコあり」と言われるほどの有名人、
日本とトルコを結ぶ新たな親善大使で頑張っているのです。 

マダム・カセさん、きっかけはブログで知り合ったお友達。
先日、日本帰国の際はお互いの著書にサインをと、
嬉しい出会いの夢が叶いました。
「飛んでイスタンブール~♪」でご紹介したように、
お会いしたのは、ほんの短いひとときでしたが、
お互いとても共感し合えるオーラを感じたのです。

ぜひイスタンブールで再会しましょう!
そのお約束を果たしたい。
それで私たち、今年の秋にイタリアへ向かう途中、
トルコに立ち寄ることにしました。

だから、もっと、もっと、トルコを知りたい!
少しは勉強していかねばと、出発前に、まずは東京都美術館へ。
 
そのトルコの首都イスタンブールに、日本の和の文化の使者
あの「お着物くまちゃん」が、お嫁入りすることになりました。
また新しい物語がブログワールドから生まれようとしています。

この「お着物くまちゃん」制作したのは、「来楽暮」さん。
先日、「重ねに表す、和の文化」でご紹介した工房です。

共感と共感をつなぐ風の輪が、
アジアとヨーロッパをつなぐボスボラス海峡を渡ります。

トルコの皆さんへ日本の心をお伝えしようと、
日本の真珠とトルコ石のコラボのかんざしを身につけて、
「来楽暮」の愛と粋が詰め込まれたクマちゃんが、
私たちと一緒にボスボラス海峡を渡ります。

親善大使の助手クマちゃんをお連れする私たちも大任です。
この秋はレポート「クマちゃん大使、飛んでイスタンブール編」を
お届け予定ですので、こちらもどうぞお楽しみに~☆

次回は、イラン・イラク戦争の頃、
長期出張でイラクに滞在していたウチの彼が見た
「イラクの幸せ」をお届けしようと思います。

それではまたネ。





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最終更新日  2012年03月28日 13時27分47秒
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