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カテゴリ:イタリア・ウンブリア田舎暮らし
以前にも話したことがありますが、 ウチの彼の実の姉さんは修道院のシスターです。 「アッシジの聖フランシスコ宣教修道女会」というのが、 姉さんの所属する会派です。 総本山は、もちろんウンブリア州の「アッシジ」 イタリアの、緑のハートの真ん中にある辺鄙な街に、 世界中から年間数百万人もの人々が訪れるのは、 アッシジが聖人フランチェスコの故郷であり、 この美しい平原の地に、愛弟子のサンタ・キアーラとともに 眠っているからなの。 今回、偶然にも、 姉さんと同じ教会のシスター「サムエラ山田」さんが、 会議のためアッシジに滞在されていて、 修道院でのお食事に招いて下さったのです。 アメリアから列車とバスを乗り継ぐこと、およそ二時間。 私達がアッシジに着いたのは、 「全聖人の日」の前夜祭ハロウィンの日です。 『イタリアでも最近はハロウィンをやるようになった』と聞く。 そういえば、ハロウィンは、もとはと言えば、 イギリスのケルト人たちの収穫祭と、キリスト教の祭祀を祝う年間行事がルーツだったっけ。 イタリアもスペインもラテン系だからなぁ‥ それでも、街角の店先やウインドウは、 ハロウィンの飾り付けで雰囲気満点! お菓子をもらい歩いている扮装した子供たちとすれ違います。 暗い横丁から飛び出してくる、 可愛いお化けたちと声を交わして☆ お母さんたちも帽子をかぶって引率しています。 お店屋さんもキャンディやチョコを用意して‥ きっと手にした袋もお菓子でイッパイになるのでしょうね。 カメラに向かい、おすましでポーズをとってくれた キュートな悪魔チャンや、お化けクンたちありがとう! マリア像が微笑みながら、静かに見守る修道院で、 シスターの皆さんと一緒に温かいお食事を頂きました。 前菜からデザートのケーキまで真心がこもった 美味しいお料理の数々でしたが、 食事中の写真は失礼させてくださいね。 寒かった一日が暮れていきます。 北風に吹かれて凍えそうな巡礼者に、惜しみない 愛と安らぎを与えてくれるアッシジの町です。 アッシジのハローウィンの夜は更けて、 聖フランチェスコの鐘が鳴る‥ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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