|
カテゴリ:イタリア・ウンブリア田舎暮らし
アパートに入居して、アッという間に一か月が過ぎました。 「イタリア田舎暮らし」の現地レポートは、ひとまず終了し、 懐かしの丹沢の山ふところに帰ります。 ウチの裏山「弘法山」、鮎が泳ぐウチの下の川、 富士も見えれば温泉もある、四季折々の散歩道、 どんなもんだい日本の本拠地! 里山暮らしの、あの幸せ感がリミンの原点です。 幸せの核があればこそ、 どこに行っても楽しめる! 私は、そう思っています‥。 イタリア田舎暮らしのアパートの窓から、 毎日、飽きずに眺めた木々も、小鳥も、 トカゲの色や、陽に輝くクモの巣さえも、 美しく愛おしいものでした。 二人で、ときどきバスに乗り、 近郊の小さな町に出かけたりもしましたが、 ほとんどの時間を費やしたのは、 半径一キロ内のアメリアの町と、 私達が暮らすアパートの窓辺です。 『それじゃあ、秦野にいるのと変わらないじゃないか‥』 呆れたようにウチの彼は言いますが、旅は日常で、日常は旅。 窓辺の景色も、日によって、時間によって、季節によって 刻一刻と変わります。 バールの片隅から眺める街角の風景も、 行きかう人、交わされる会話、出来事も、 毎日少しづつ違っているように‥ 散歩の途中、窓辺の様子も、それぞれの家々で、 住む人の主張や個性が表れて、通りすがりの人を ほんわり包んで、楽しませてくれているようです。 散歩の途中で拾い集めた、小枝や木の実や松ぼっくりです。 やっぱり、幸せは、すぐそばにあるものなんですね。 だから、窓辺やテラスで花に水をやる人も、 洗濯物を干したり、取り込んだりしている人も、 みんな、何かしながら道行く人を眺めています。 散歩の途中で、そんな人を見つけると、 なんとなく親近感が湧いてきて‥ 『こんにちは』 『こんにちは、どこから来たの』 『私たち、日本から』 ニッコリ声を掛け合って、手を振りあう、 ほんの少しの「日常の幸せ」です。 ※というわけで、 現地レポートはここまでで、 私たちは無事に日本に帰国いたしました。 またまた、昼と夜がひっくり返ってしまい 調整に苦労しています。 イタリアでは、ネットができる環境だったとはいえ、 信じられないくらい時間がかかり、写真を入れて、 更新するのがやっとでした。 なかなか訪問もままならなかったのにもかかわらず、 大勢の皆さまから温かいコメントを頂戴いたしました。 心からお礼を申し上げます。 次回からは、イタリアで見つけた面白いモノや、 出会った素敵な人たち、ドッキリした事件など、 まだまだ話は続きます。 どうぞ引き続きご愛顧下さいませね。 それでは、皆さま、またお会いしましょうね☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[イタリア・ウンブリア田舎暮らし] カテゴリの最新記事
|