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里山暮らし、ときどきヨーロッパ・ロングステイ

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2007年11月26日
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トルジャーノ.jpg

四百年前の貴族の館、ウンブリアのワインの星と呼ばれている
ルンガロッティ一族の家です。
家宝のコレクションが膨大な資料と共に並び、
醸造から歴史まで一望できる「ワイン博物館」になっています。

トルジャーノ美術館入り口.jpg
先日ご紹介した「オリーブ博物館」から徒歩数分、
トルジャーノといったら、この「ルンガロッティのワイン」なんです。

案内して下さったのは、シニョーレ・Kのお姉さんR子さん。
フランス留学から在日フランス大使館勤務を経て、
ご両親と一緒にイタリアに住み着いて二十年以上。
IMG_3386_1.jpg
今ではウンブリアのオリーブ畑付きの大きな一軒家で、
「正調・イタリア田舎暮らし」をなさっています。
リミンの「田舎暮らしごっこ」とはチョイと違う「正調」ね♪

難関といわれているイタリア・ガイド資格もお持ちなのに、
とても控え目で謙虚、そして博識な勉強家、
そのお人柄に、私は、魅了されてしまいました。

そのお姉さんにご一緒して頂けることになり、
私がウンブリアに行ったら、必ず行ってみたいと思っていた
トルジャーノへの小さなドライブ旅行が実現したというわけです。

トルジャーノA.jpg

葡萄畑、オリーブ畑、トリュフが採れる森、
ウンブリアは豊かな大地の恵みの宝庫でした。

テルニからナルニ周辺、アメリア、オルヴィエート、
ペルージャ、アッシジ周辺からトラジメーノ湖一帯、
そしてアッシジから南へ約10キロ、ここトルジャーノが
「ストラーダ・デル・ヴィーノ」と呼ばれる「ワイン街道」です。

トルジャーノB.jpg

ウンブリアは11のDOC(統制原産地保障ワイン)と、
4つのDOCG(統制保障原産地呼称ワイン)を抱えています。

トルジャーノ壷.jpg

トスカーナのキャンティにはマーケティングで遅れをとっているものの
やっぱりココでは「トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ」(DOCG)が人気かな~

トルジャーノ・チャルタ.jpg
これは↑「チャルタ」という焼き菓子を作る型。
それぞれ、一族の紋章が入っています。

かつては、全聖人の日や、お祝いの日に、このチャルタと共に、
「聖なるワイン」として、パッシート (陰干した干し葡萄で作るワイン)が、
町の人々に振舞われたそうです。

今ではチャルタも、たまに結婚式の引き出物に使うお宅があるくらいだとか。
お菓子の模型見本がありましたが、風月堂のゴーフルみたいなもの?かな。

トルジャーノ恍惚.jpg

ま、ワインに能書きは、あまり必要ないかも‥
この「恍惚の表情」が、全てを物語っていますね♪

トルジャーノからの帰り道、
ルネッサンス時代から続くイタリア最大の陶器の町「デルータ」で
私はデルータ焼の飾り皿を一枚買いました。

陶器の町.jpg昔ながらのデルータ焼の模様。
こちらも孔雀のモチーフ同様、ローマ時代以前の
エトルリア文化が色濃く反映されているとのことでした。

そして‥
ウンブリアで一番感動したワインが、
シニョーレ・Kが、自分の畑で葡萄を育て、
愛情込めて作り上げる自家製ワイン!

リミンたちのアパートで、
日本のお母さんの味「カレー・ライス」食事会を開いた際、
K家・ワインをお土産に頂きました。
きくちワイン1.jpg
K家・ワインは、ほぼ600リットル、瓶にしておよそ1000本弱を
毎年、自分たちのために作っているそうです。
きくちワイン2.jpg
奥さんのAさんはサルデーニャ島の女性。
デザートのケーキも毎日家で焼くそうですが、
このカプリ風チョコレートケーキ、外側カリッ、中シットリ
甘味を抑えた大人の味、絶品でした~☆

ちなみに、シニョーレ・Kは、横浜生まれ。
イギリスの大学に留学後、イギリスの旅行会社で活躍。
奥様との出会いもそこで、職場結婚なんですって!

その後、フランス、ベルギー、スイスなど移り住み、
最終的に本拠地として選んだのがイタリアだったとのこと。

過去40数年のうち『日本に行ったのは二回です』という。
やがて、ご両親やお姉さんもイタリアに移住して、
一家揃って、ウンブリア田舎暮らしの達人です☆

ウンブリア州.jpg

美味しいものを食べるためにだけでも、
飛行機に乗って出掛けて行く価値があるといわれる
いにしえの土地「ウンブリア州」です☆





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最終更新日  2010年07月13日 22時31分32秒
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