|
カテゴリ:リミンブログの12の考察
先日欲しいモノはみんなあった~ でご紹介したように、 ウチから車で20分も走れば、湘南の海なんです。 だから、潮風が吸いたくなったら、海辺の町に出かけます。 干物や、トレトレのシラスが買えるのも嬉しいし! 気がつくと、サザンの「江ノ島が 見え~て きた~♪」なんて 口ずさんでいるのね。 ウチの彼は「その歌、何?」なんて桑田ワールドを知らないから、 『いとしのエリー』ならぬ『いとしのリリー』って歌があるのよ、と 勝手に創って教えてあげました。 でも、実をいうと、今まで、海岸通りを走っても、 江ノ島をじっくり散策したことは無かったのです‥ あまりにも有名だし、いつでも人がいっぱいだし、 ちょっと心にひっかかるものもあり、 勿体なくて、なかなか簡単には行けないな‥と。 『ま、今度でいいか‥』と、なぜか江ノ島に対して、 少し冷たかったのですが‥ ところで、 山田洋次の寅さんシリーズ第29作目(マドンナいしだあゆみ) 「男はつらいよ・寅次郎あじさいの恋」は、シリーズ中「ナンバ-1」と、 これは、ウチは二人とも文句なしに一致している。 所は江ノ島、海辺の食堂の二階で、 海を見つめながらマドンナである「かがり」が、つぶやく‥ かがり 『今日の寅さん、違う人みたい‥』 寅 『そうかな、俺はいつもと同じだと思うけどな』 かがり 『私が会いたいと思っていた寅さんは、 もっとやさしくて楽しくて、 風に吹かれるタンポポの種のように、自由で 気儘で‥ でも、あれは旅先の寅さんなのね‥ 今は家にいるのやもんね‥ あんなにやさしい人たちに囲まれて‥ 』 山田洋次はフランスの小説家フローベルを下敷きにしているそうだが、 『人間は定着し、家族と生きるのが原点だ』というシリーズ全編に流れるトーンが、ここでも低音基調のように響いていて、何かが小骨のように、妙に胸に突き刺さるのだ。 夕暮れの海と重なって、このシーン秀逸だと思う。 この映画の「江ノ島」が、どんどん膨らんで、 私は、なかなか「江ノ島」に、足を向けられなかったという訳です。 さて、江ノ島で見つけた路地裏・途中にある民宿は、 島内唯一、漁師さんの直営らしい。魚料理を食べに行ってみたい。 それから、このポスター↓にも、少しばかり驚いた! みんな歩きながらコロッケや饅頭を食べていたり、 ベンチでお弁当している人も多いせいか、トンビの大群が狙っています。 どこのお店屋さんでも、お客様に注意していましたよ。 海鳥やカラスもいましたが、トンビは頭上まで接近してくるので、 リミンは、ヤツの鋭い横目とバッチリ目が合ってしまった! ヒッチコックの「鳥」さながらで、怖ろしかった~~ それでは、海の向こうに霞んで見える富士山でお別れいたします。 またお会いしましょうね☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|