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カテゴリ:イタリア・ウンブリア田舎暮らし
今回、イタリアにやってきた目的のひとつに、 トリノで開催される、スローフード協会「サローネ・デル・グスト」に 取材も兼ねて出かけてみようということがあったのです。 というわけで‥スローフードの本拠地 ピエモンテ州に行ってまいりました! スローフード協会・秦野支部の会員にもなっている シニョーレ・キクチ(ウンブリア州在住)の運転で、 アパートのあるアメリア市からトリノ市まで往復約1500キロ、 三泊四日のドライブ旅行から戻ってきたところです。 途中、立ち寄ったピノッキオの故郷コローディや、 ピサの斜塔、ロミオとジュリエットの舞台になったベローナの街、 フィレンツェの修道院にある素敵な薬局など、盛り沢山の お土産話があるのですが、それはまた少しづつご紹介することにして‥ カピトーネ村のワインの仕込み第二弾、 いよいよ真打「キクチ・ワインの赤」が登場です☆ 「大地の恵み」の収穫の季節は、どこの家も大忙し! 今回も、ウチの彼は助っ人の一員に。 摘みの作業もずいぶんサマになってきた?ようにみえます。 キクチのワインは無農薬でブドウを育てて作るので、 てんとう虫もミミズも蜂も、ちゃんと一緒に生きています。 忙しげな大人にまじって長男のA君がトラクターを運転し、 家族が一緒に力を合わせて作るワインは、美味しいだけじゃない ‘幸せの味’がするように思えます。 キクチのマエストロ(師匠)ジュゼッペさんも顔を出してくれました。 師匠は90歳のお年にはとても見えないカクシャクたる大先生。 元気の秘密はやっぱりワインとウンブリアの大自然でしょう。 師匠の見守る横で甥っ子のロベルトさんとキクチが、 実と茎を分ける機械でブドウを圧搾していきます。 ドロリとした搾り汁は太いホースで仕込み小屋へ。 樽の前で待ち受けるウチの彼も真剣な顔です。 最後に糖度を測ります。 糖度が高い(甘い)ほどアルコール度数は高くなるんですって。 仕事を終える人たちを待ち構える大テーブル♪ キクチの奥さんのアンナが作る‘ポレンタ’ トウモロコシの粉を練って特製ソースをかけます。 第一の皿パスタと、第二の皿メインディッシュを 一緒にできることもあって、こんな忙しい日には ポレンタを作ることにしているそうです。 力仕事の後は、みんなお腹ペコペコ‥ 秋の木漏れ日の中で食べる昼食は、ホントにおいしかった~ お姉さまのレイコさんが手間暇かけて作ってくれた 「松露風・葡萄菓子」今の季節にしか食べられない 貴重なデザートです。 スローフードな暮らしの幸せは、 時間を楽しむことから始まるように思えます‥。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>お姉さまのレイコさんが手間暇かけて作ってくれた
「松露風・葡萄菓子」今の季節にしか食べられない 貴重なデザートです。 ほ~、美味しそうですね。^^ (2008年10月28日 05時34分42秒)
時間を楽しむ・・・それだよね~~。ひとつのことをゆっくりしながら、お腹すいた、とか、眠いとか自然の身体の声をよく聞くこと。単位時間あたりの仕事量とか稼ぐお金とかに支配されないこと・・・なかなか現実にはできませぬ(笑)
(2008年10月28日 06時41分26秒)
時間がゆっくり流れてるのが、空気で伝わってきますね(*^_^*)
こんなところでのんびりできるのが目標です。 元気になられて一安心(^_^)v (2008年10月28日 10時37分47秒)
やっぱりルーマニア料理みたいのあるんですね!
とうもろこしのやつはママリガそっくり(^^ゞ かけるソースも我が家の定番に似てますね~ イタリアの親戚に今度聞いてみよう (2008年10月28日 19時26分48秒)
大自然の中で ゆったりと葡萄を摘んで ワイン作り
マエストロから受け継いで 技術が次の世代へ また次の世代へ ・・ そうやって 仕事も生活も伝統も 永遠に続いて行くんですね (2008年10月28日 20時56分09秒)
わたくしも目標にしております。なかなか時間を楽しむまで行きつかず時間に追われるような毎日ですが、少しでもスローフードなスピリッツを。。。と思います。
日々の生活の中でも出来ることってずいぶんありますよね。 トリノのサローネレポートも楽しみにしております。 リミンさん、くれぐれも御身お大切に! (2008年10月29日 16時21分13秒)
無農薬の健康なブドウがおいしいワインになっていくんですね。そしてポレンタっておいしそうですね~。
(2008年10月29日 21時31分18秒)
こんにちは! 久々です☆
素敵なイタリアの日常。 こうして、我が家にいながら拝見させていただけるのは、本当に贅沢だと感じています。 あらためて、ありがとうございます。 松露(しょうろ)は、 私の住んでいるこの松林で、 幼少期には、たくさんありました! だから、葡萄の松露風を拝見して、 とても感激しました。 ずっと、松林の松露は絶滅していましたが、 最近、復活活動をしていて、 秘密の一角に菌を植えて育成していたんです。 町内会長さんが熱心で。。。 ちゃんと復活した松露は写真に今年の5月頃撮りましたが、 その直後、密漁されてしまいました。 心無い人もいるのが現実なんですよね。 でも、松林がある限り、 やはり、幻の、松露、 大切に復活させて、 もう一度、幼い頃のように、 香りを楽しみたいです。 スローライフ、スローフード、 riminさんのテンションは、 こうしてブログからすごく感じます。 ヨーロッパの、自然と同化した広い視野を、 もっと見習いたいと思います。 (2008年11月03日 08時30分12秒) |