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カテゴリ:テッラ・マードレ秦野
『秦野には大豆のかわりに落花生を使った味噌があってね、 子供の頃、味噌汁といえば、この落花生味噌だったんだよ‥』 こんな話を聞いたのは一年か二年くらい前のことでした。 どんな味噌汁なんだろう? 大豆と同じように蒸して、つぶして、麹を入れ発酵させて作るらしい。 食べてみたい‥と思いながらも、秦野でもなかなか入手困難で、 幻の味噌となりつつあるようです。 という訳で、あちこち手分けして、探しました。 わさびや茶園の山口さんが見つけ出し紹介してくれました。 秦野の落花生味噌はこの人から始まったと言われている 元祖・久保寺さんちのおばあちゃんと、そのご主人です。 ご主人が落花生を作り、奥さんがそれを味噌に加工する、 二人三脚の「おふくろの味」でした。 もとはといえば、豆にならない小さな粒(シーナと呼んでる)を 捨てるのは勿体ないし‥なんとか利用できないものか? 大豆のかわりに使ってみようと思ったのが始まりだったそうです。 左の小さな粒が味噌の原料になる落花生(シーナ)。 こちらのお宅は落花生100パーセントの味噌だそうですが、 残念ながら、最近はほとんど作っていないとのことです。 うーむ、困った! 今でも作っている方は~?と探したら、いました、いました。 「JA秦野」女性部・大澤玲子さんと久保寺則子さん。 久保寺則子さんが作るのは落花生1に対して大豆が2の割合。 塩分控えめ、ほんのり落花生の香りがする現代風アレンジで、 「秦野じばさんず」にも、ときどき出しているそうです。 秦野の落花生味噌は地元ならではの思い出の味。 次世代に残していきたいとの思いが重なりました。 明日は秦野の歴史を語ってくれる小泉さんちのおじいちゃんに 会いに出かけます。 それにしても、モノ作りの達人の皆さんの笑顔って どうしてこんなに素敵に輝いているのでしょう☆ ●追伸 先日の「古民家でコンニャク作り」も 「タウンニュース」で紹介されました♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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