2010/10/16(土)22:50
決死の?突撃ルポ取材
秋も深まってくると、なぜか美術館の情報を見たりして、
落ち葉の舞い散る季節はやっぱり「芸術の秋」なのかしらん。
今年は、いつにない酷暑の夏を耐えしのんだせいもあってか、
ここんとこ北海道やら北国に向かうことが多いリミンちです。
で、今回の葦牙ジャーナルの連載ルポの取材も
偶然ですが、やっぱり北へ。直通バスで福島県です。
会津若松駅からレンタカーに乗り換えて、目指したのは
以前「風の翼の歌声が‥」でご紹介しました[西会津国際芸術村]
4年ぶりの再訪問です。
取材チームのハジメ君の運転で決死の山岳ドライブ、
「東京からの取材陣、会津の山奥で遭難!」なんて記事に
なったらどーしよう?!と言いながら、どうにか辿りつきました。
いまや私にとっても懐かしい校舎が待っていました。
ちょうど「第5回西会津国際芸術村公募展2010」の開催中で、
事務局長をはじめスタッフの皆さん&サポーターズの皆さんが
総出で迎えて下さいました。
国際芸術村の内容は過去記事で書いているので割愛しますが、
木造建築が与えてくれる懐かしい安らぎの空間に
「ここまで来てよかったー」と癒される想いです。
廊下を歩いていると、どこからか
コーラスの練習が聞こえてくるような気がします。
校庭からは体育の先生が吹くホイッスルや掛け声までも‥
50年前に卒業した母校の昔のままの姿に会えるなんて、
この中学校の卒業生の皆さんは、お金では買えない
すばらしい財産をお持ちなんですね。
木の部屋を生かしたアートのディスプレイも
シンプルでセンスあふれる一見の価値ありです~
そして、蘇った木造校舎を支えているものは、
「守ろう」とする熱い想いと、ずうっと変わらずに
手伝いに駆けつけてくれる「人々の手」なんだと思います。
皆さん、お忙しいところお邪魔いたしました。
ありがとうございました。
今回の突撃ルポ「ちょっと、お邪魔します」は
葦牙ジャーナル91号に掲載予定です。
●「西会津国際芸術村」理事長・安藤寿美子さんからのお知らせ
『芸術村とはいいながら、今まで施設には陶芸窯や版画のプレス機さえ
ありませんでした。
なんとかしてプレス機を手に入れようとしていた矢先、
それを知った著名な版画家・故永瀬義郎氏のご遺族や関係者から、
遺品のプレス機の寄贈&遺作展の開催の申し出を受けました。
そして今年5月、各方面のご厚意とボランティア支援のおかげで、
大型プレス機は無事に西会津に運ばれて来ました。
感謝を込めて「永瀬義郎 版画遺作展」をご遺族と共に開催致します。
尚、遺作展は世田谷のギャラリーspace Sでも巡回展として開催予定です。』
【永瀬義郎 版画遺作展】東京巡回展
2010年10月23日(土) ~31日(日)
オープニング 10月23日(土) 午後5時~
東京・世田谷 ギャラリー「space S」
世田谷区等々力5-14-18 TEL:03-3701-1471