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カテゴリ:どんなもんだい秦野シティ
今日は秦野の火祭り、 我が家から徒歩5分の氏神サマ「健速神社」(タテハヤジンジャ)の 「火渡りみこし」でございます。 というわけで、本日の記事は2006年に取材したものを 多少編集を加えてあります。ご了承下さいませ。 ●祭り太鼓が、地響きのように轟きわたる。 期待は、いやがおうにも高まって‥ 静まりかえっていた神社の境内も 今夜は、燃え盛る火が、天空を突き上げて‥ 道の両側に、神輿を迎える「迎え火」が燃える! 男たちは、火を蹴散らして神輿を担ぎ、熱気と激しい太鼓の音に 場内は昂奮に包まれた! 祭りの太鼓打ちは加速して、怒涛のような歓声と白煙の中、 火の粉が舞い、祭りはクライマックスを迎えます! 「火」というのは不思議です。 見つめていると、身体の芯から何かが突き上げて、 叫びだしそうな衝動に駆られます‥ はるか太古の昔から、人類は、燃え盛る炎の中に、 見えざる者への畏敬の念を感じ取り、跪き、そして祈ります。 吹き出す汗と共に、悲しみ、苦しみ、憎しみ、怒り、慟哭、 全ての負の感情を吐き出したのかも‥。 そのせいなのでしょうか、火祭りの終わった後というのは、 なぜか、スッキリ身体が軽くなる気がします。 滝のように流れ落ちる汗と共に、百八つの煩悩が自分の中から 抜け落ちてしまうのかもしれません。 心地よい疲労と、祭りの後の脱力感。 汗をぬぐいながら歩く私たちの頭上から、 月が、夜道を照らし‥ 火祭りの夜は更けて行くのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月08日 12時03分33秒
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