多文庫の間まで

2008/10/29(水)19:04

最後の日+12年<ジェイムズ・フォーマン>

書評 SF関係(45)

金の星社発行のこの本は、一応SFだとは思いますが ひどい内容だ。訳者の先生は、筆者にはなかなかの力量がある と評価しているけどね。作者は、弁護士さんである。戦争反対というのが 主題なのは解るとしても何でアメリカの敵国に日本がなっているのか?内容は、 2000年に15歳のバーバラ・エンゲルスがオレゴン州のケープ・ブランコ(架空)から サンディエゴのノース・アイランド(架空)まで戦争反対者の群れを率いて苦難の旅をする。 まず、1988年に世界の各地で核戦争が勃発。その後疫病と飢饉で世界の人口が激減。 その中で、日本だけが核戦争に巻き込まれなかった。島国で検疫が厳しいのが幸いして、 疫病の災難にも見舞われず世界に残って機能している工業国は日本だけだった。 しかし、食物を輸入していた中国がだめになった今、日本人の食物生産国にされたと ものすごい逆恨み状態のアメリカ。そして、医薬品も工業製品も日本からの輸入しか 方法が無い今自分達は、日本人の奴隷になってしまう。と考えるのはアメリカの かってだけどね。日本人は、全世界を非武装化しようと企んでいるって物凄い思い込み。 だからって、日本を滅ぼそうとするか?原子力潜水艦で日本を攻撃する..? 30個も原爆を落とせば日本みたいな小さな国は全滅するだろうって、ひどい こんなに日本を文章攻撃しておいて戦争は良くないってふざけるな! しかもこの本児童向けだからよけい腹立つよ。

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