2016/04/03(日)10:52
瓦斯風呂マガジンの瓦斯漏れ修理詳細編の巻き……なのだ
瓦斯漏れ修理って何処を?どんなふうに?
とのオーダーを頂きましたので〜
どうせ暇なので、もっけの幸い、乗っかってしまいましょう
瓦斯風呂マガジン〜
↑コレはマルイ製ハイキャパ用のマガジン、コレで説明しますね〜
このコ、マガジンの出来も一級品です
弾を傷めない樹脂製リップ、そもそも大容量な瓦斯タンク、
温めやすい亜鉛ダイキャスト製、ネジ一本止めの底部品、
マイナーチェンジでスリットから弾入れやすくなったし、
そして外しやすいマガジンエンド、
とこのマガジンには不満点は無いですね〜
で、その外しやすいマガジンエンドを外す〜
↑小さい方の穴に棒を突っ込んでロックを押しながらズラします
※これから先は瓦斯をカラにしてから作業して下さいね〜
そして現れる注入バルブと底部品固定用ネジ
「瓦斯漏れポイント1」注入バルブ
ここから漏れてる場合は〜
バルブの緩み
オーリング傷み
中のリング傷み
等が考えられます、よくありがちなのが緩み〜
マイナスドライバーで一度外して、シリコンスプレーを吹いて戻せば止まるでしょう
「瓦斯漏れポイント2」
底部品の周囲から漏れてる場合
ネジの増し締めで止まればラッキー!
↑この作業ができるのが、このネジ止め式の利点!
で、止まらない場合はグリスアップしてみましょう
ネジを外して引っ張り出します
で、このリングの周囲にグリスを塗りたくります
溝側にも塗るんですからね〜横着はダメです
で、使うグリスは〜
↑前にも紹介した、硬めのシリコングリス
15000、30000番、この2種類あれば大抵オケ
タミヤの超硬いのも買ってみたけど
硬すぎて塗布した相手に濡れてくれない……
少々使いにくいです
このグリスを塗りたくって底部品を戻します
「瓦斯漏れポイント3」
ちょっと手強い放出バルブから漏れてる場合〜
昔の所謂『漏れバルブ』式マガジンは冬場とかはよく漏れますよね
それ以降の『漏れないバルブ』であっても、ヘタってくると漏れが始まる
気密を保つオーリングが必ず潰れてしまうので〜
時間経過と共に、必ず瓦斯漏れは発生してしまうんですよ
<瓦斯ガンは修理メンテが大前提の大人のおもちゃなんですよっ!>
さて、注入バルブを外しましょ
マイナスドライバーを加工すれば、バルブレンチになりますよ〜
今風のバルブであれば漏れてる箇所は二箇所のどちらか
↓先っぽか
↑2段目のどちらかのオーリングでしょう
ちなみに先っぽ側のオーリングの傷み具合が軽微な場合には
↑パッキン側からのシリコン塗布で一時的に直る場合があるので
分解する前に試す価値はありますよ〜
(放出バルブを押しながらシリコンスプレーします)
で、オーリングが
外れてる、切れてる、なくなってる、潰れてる、硬くなってる
表面が傷んでる等々になるわけで
オーリングは消耗品なので基本は新品交換なのですが
「潰れてる」「硬くなってる」の場合はグリスアップで延命ができます
さっきと同じく満遍なく塗りたくってみましょう
ちなみに『漏れバルブ』の場合は〜
↑このオーリングと
↓ここの中にあるオーリングから漏れてます大抵
↑ここの中のオーリングが冬場に硬くなって気密が下がってよく漏れちゃうんですよ
マルゼン製漏れマガジンの弱点ですね〜
瓦斯漏れ修理の説明は以上になりますが
マガジン底部品が「横からピン式」の場合に〜
(↑マルイにも横からピン式が有るんですね〜ガバマグです)
使えそうな(まだ試してない)工具を最後に紹介しましょう
長めのクランプでっす、ダイソーで200円でした
最後にピンを刺す時に底部品を押し込みながら刺さなきゃならん時に〜
使えるはずです
こんなんで如何でしょうか?
tiger22さん?