ようやくもようやく。
ラバトの事務所と配属先の省庁で、
中間報告会なるものが終了いたしました！！！
いやぁ。
実にバタバタしておりましたが、
（直前まで任国外に行っていた私が悪いのですが・・・）
この１年の自分の活動を振り返り、
自分を見つめなおし、
今年度の活動をどうするかを考えられるいいきっかけでした。
そして、
それを公の場で発表したことで、
「あぁ、言ってしまった以上、しっかりやらなきゃなぁ」
と、強く思えるんですよね。
そうそう。
それから、今回はラバトから電車で１時間の大都市『カサブランカ』まで、
行ってきました！
何をしに行ったかって？
ズバリ
『もち米を求めて３，０００里』
３月にやる餅つき大会に必要なもち米を仕入れに行っってきたのです！！
ラバトにある『韓国食料品店』で売っているで情報があったのですが、
今は売っていないとのこと。。。
泣く泣く、いろんな方に情報提供をお願いし、
モロッコで働いているという親切な方から もち米 入手のための有力な情報をいただき、
電話にて調査！
『ある！』との答え。
あぁ、
ハムドウッリッラー
４Ｋｇ無事に購入でき、リュックにつめて担いで帰ってきました！！
そして、大使館との杵・臼レンタルの交渉も、うまく手筈が整い、
一時は延期か？とも思われた餅つき大会も、
無事に決行の見込みです♪
よかったよかったぁぁぁ
しかしながら、もち米 タイ産なんだが、
うまく餅つきできるのかしらねぇ？？？（↑もち米４Ｋｇと中国醤油（ちなみに醤油はミデルトでも買えます！！！））
しかしながら、話は変わって
１４日はバレンタインデーでしたねぇ！！！
みなさんいかがお過ごしでしょうか？？？
と、
その前に、
２月１２日は私の『ミデルト１周年記念日』
ちょうど、昨年の２月１２日、
これからはじまる生活に、
ワクワク・ドキドキしながらこのミデルトの地を踏んだのを今でも覚えています！
あれから１年。
山アリ谷アリ川アリとはいえ、
山があれば、
荷物を半分もってくれる人や水を渡してくれる人、時に途中まで車に乗っけてくれる人
がいて、
谷があれば、
転ばないように手を引いてくれる人や上着を貸してくれる人、食べ物を分けてくれる人
がいて、
川があれば、
負ぶって渡ってくれる人や橋をかけてくれる人や、違う道を教えてくれる人
がいて、
そして、
そうした先には、いつも
強い日差しから私達を守るための木陰をつくってくれる 青々とした木が沢山あり、
色とりどりの花が咲き誇る お花畑が広がっていて・・・
そこへゴロンと寝転がり、
小鳥の囀りを聞きながら、滝の音に癒されながら、
彼らと同じ時間を過ごす...
そうやって、常に誰かに助けられ、共にステキな時間を過ごし、
１年間無事にやってこれました。
ココへきて、人間って１人で生きるもんじゃない！！
そう強く感じるようになりました。
時にちょっとした怒りや裏切り、落胆、ウンザリもあるけれども、
それは彼らを信用しているという証。
そういったときに、
ただカッとなるわけじゃなくて、
自分の中でうまく消化し、見方をかえて考えてみる
っていう寛大な心も育ったような感じがします。
とにかく、
感謝感謝の毎日。
所長、管理人、大家、指導員達、同任地の先輩隊員、エピのおじちゃん、肉屋のお兄ちゃん、郵便局のお兄さん、隣の看護士のおじいちゃん、八百屋のお兄ちゃん、タクシーのおじちゃん、バスの切符売りのおじさん、スークの商人達、
それからそれから
道でいつも元気か？って尋ねてくれる 沢山の人達
そしてそして
私にいつも元気をくれる可愛い子ども達
それからそれから
遠い日本から応援してくれる家族、友達、元上司
そしてそして
神
とにかくみんなみんな『ありがとう』なのです！！！
ミデルトが『私達の街！』とそう呼べるようになりました！！！
というわけで、
その１年の感謝と、 バレンタインデー も近いってことで、
日頃、特にお世話になっている
所長 と 管理人に 『Merci』とかかれているチョコレートをプレゼント☆
感謝の気持ちを伝えると、
｢僕達のほうこそ、ありがとう！！ミデルトにＩｍａｎｅ（←私）が来てくれて、本当によかったよ！｣と嬉しいお言葉。
そして、その後に、
所長：｢で、『１４日だし！』って言ってたけど、１４日って何の日だい？｣と 。
私：｢え、だから１４日はバレンタインだしさ。日本はね、女の子が男の子にチョコをあげる日なんだよ！｣
所長：｢へーーー。そうなんだ。それは日本だけの風習かい？｣
私：｢うーん。女の子が男の子にチョコをあげるのは日本だけだけど、バレンタインは全世界であるみたいよ！｣
所長：｢そうなの？｣
と、年間世界の行事カレンダーで調べ始める。
｢えー。特に、そんな日書いてないよ。｣
私：｢まぁ、祝日って訳じゃないからねぇ。でも昨日女の子達と話したら彼女達バレンタインのこと知ってたよ！！｣
所長：｢へーーー。｣
私：｢ちなみに、日本では３月１４日に、男の子がお返しに女の子に キャンディーをあげるんだよ！！！｣
所長及び管理人 シカト、そして聞こえないフリ・・・
その後女の子達に聞いたところ、
バレンタイン＝愛の日
というお答えを。
なんでも、赤い洋服を着るんだって。
それから、愛する人にプレゼントをあげたり。
女の子の１人が、
｢って言っても、この場合の愛する人って、家族であったり、友達であったり。男女関係なくって意味もあるのよ！｣と。
おぉ！！！
イスラム社会においての 模範解答をいただきました！！！
そうそう、ここはイスラム社会。
表立っての結婚前の男女愛はハショーマ（ハシタナイ）とされていますのでね。
まぁ、田舎町ミデルトでは、
バレンタインってことを感じません。
バレンタインを忘れてしまうほどね。
しかーーーーーーーーーーし、
やっぱり違いますよ、大都市は。
１３日から報告会のために首都ラバトに上がっていたんだけど、
ラバトでは バレンタインセール なるものをやっていたり、
ショーウィンドーもハートやらで飾られ、とにかく、赤・ピンク・赤・ピンク・・・みたいな。。。
ここは、
イスラム社会であるってことを忘れてしまうほどね。
そして、バレンタイン当日は、
ラバトの中でも高級地区にある メキシコ料理屋に 同期６人で行ったんだけれども、
そこもスゴかったよ。
お店の前に
大きな大きな真っ赤なハートに、
Ｓt.Valentine って書いてあるクッションみたいな物がどーーーんと置かれていて、
お店の中の装飾も、ハートハートハーーーーートだらけ。
テーブルの各席には、赤いバラが１輪ずつ置かれていて・・・
って言っても、
バレンタイン特別メニューがあったり、特別サービスがあったり、カップルじゃなくちゃ入れない・・・とか、そんなのは全くなかったですけどね。
現に、カップルで来ているお客さんも何人かいたけど、
ほとんどがグループだったしね。
まぁしかしながらあえてそんな日作らなくてもね、
モロッコ人、普段から 家族愛や友情愛が強いからねぇ。
って言うことで、
忘れていた文化を都会に出て少し思い出しました。
あぁ、来年のバレンタインは日本かぁぁぁ。
