たとえばキミがきずついて くじけそうになったときは
かならずボクがそばにいて ささえてあげるよその肩を
世界中の 希望のせて この地球は まわってる
今 未来の扉を開けるとき
悲しみや 苦しみが
いつの日か 喜びにかわるだろう
I belive in future 信じてる
『belive』
作詞・作曲 杉本竜一
私 どこでこの歌を聞いたんだろう。
以前はテレビ番組の主題歌になってたらしいんだけど、
その番組をみてた記憶もないし。
けど、なーーーんとなく、この曲知ってて。
ネット検索して、ちゃんと聞いてみると、とてもいい曲だなあって。
というわけで、
今週日曜日 子ども達がイベントやるんだけど、
今、この歌を子ども達と猛特訓してます！！！
もちろん日本語よ！！！
で、それだけだと聞いてる方は分からないから、アラビア語に訳して、
１番は日本語
２番はアラビア語 ってな風にね。
そして、そして、
今回は、スペシャル！
なんと、なんと、
Imane のピアノ伴奏付き！！！！！
というわけで、
私も夜な夜な 家で猛練習しています！！
｢昔取った杵柄」…なーんてものまではいきませんがね。
ピアノを習っていた当時は、
全然練習も真面目にやってなかったし、上手でもなかったけど、それでも細々と 続けといて よかったわぁ。
こんなところで役にたつなんてね。
全ての経験は無駄にならないんだ！
沢山の経験が人生を豊かにするんだ！
ってのをいつもモットーに、子ども達に沢山のことを経験して欲しいって願って活動してるんだけど、
私自身が強く実感したわ(笑)
ちなみに、
今日は 朝から停電・・・
１０時～１１時 に子ども達と
最近流行らせているスーパータッチボールをした後、
停電だったので、
キーボードを使っての歌の練習は止めて、
リコーダーのレッスンを４０分して
ピアニカのレッスンをその後同じく４０分して、
今日の活動終わりかと思いきや、他の部屋でアブドが行っていたAnimationはまだ終る気配がみられなくて、
ふと様子を見に行くと、
ある女の子(１０歳)が大泣きしながら出てきて・・・
｢あらあら！ 集中してなくておしゃべりでもして、アブドに怒られたのかしら？？？｣
と思ったんだけど、でも、とてもおとなしい いい子で、そんな怒られるようなことをする子ではないんだけどなぁ・・・と思っていると、
彼女を追うように、
彼女の仲良しの友達４、５人も号泣しながら 部屋を出てきて。
？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
この部屋の中で、
一体全体何があったのさぁ！！！！！
すると、
近くにいた子が私にそっと教えてくれました。
｢今、みんなでお母さんの歌を歌っての。
あの彼女ね、３ヶ月前にお母さんを亡くしたのよ。それで、お母さんの歌を歌ったから お母さんのことを思い出したのよ。｣
私は、思わず言葉に詰ってしまい しばらく何も話すことができませんでした。
３ヶ月前に 最愛の母を亡くした彼女
１０歳の彼女には受け入れ難く重い現実。
けれども受け入れなければならない現実。
どうして神様は、
彼女にそんな試練を与えたのかしら・・・
小さな小さな彼女には 重すぎる現実。
深すぎる悲しみ。
簡単に心の傷が癒えるハズもなく。
けれども、
彼女の救われるところ。
それは、
こうして一緒に泣いてくれる素敵な友がいるということ。
悲しみや苦しみを分かち合い、
そっとそばにいてくれる、支えてくれる
仲間が周りにいること。
彼女の悲しみ つらさを 共に感じ、
彼女と一緒に泣いている女の子達をみて、
なんだか胸がツーンとしてしまいました。
友のためにこうやって涙を流し、
友の肩を支え、
友が困っている時は 黙って助けの手をさしのべ・・・
私は、
ここでの２年間の活動をはじめるときに、
活動を通して、
・思いやりの心を持ち友達を大事にすること
・仲間と協力する大切さを知ること
・どんなことにも恐れず挑戦し、目標に向かって努力すること
っての掲げたんだけど、
ここの子達 そんなこと わざわざ教えなくて、
自然にできてるんだなぁ・・・って。
そんなこんなで、
少しシューンとしていた 私に お構いなく、
アブドの
｢Imane 行くぞー！｣の声。
｢えー？どこに？？｣と問うと、
何でも、アブドの奥さんのお姉さんが赤ちゃんを産んだとのことで、今から見に行くのだと！
なーーーんで、こんな急に言うのさぁ！！！と言いつつも、
まぁ赤ちゃんみに行くだけなら・・・とついていくと。
歩けど、歩けど、歩けど、歩けど、
まだ着かず。
｢一体全体、どこにいるの？｣と問うと、
｢あっち あっち｣
指差す先は はるか彼方。
ミデルトの中心街があって、
そこから、畑を越して向こう岸って感じな 離れ小島的なところ・・・
→こんな道を永遠と歩いたのよ。。。
私 、思わず、
｢げっ、遠い｣と言ってしまったけど、
そういう都合の悪い声はアブドには聞こえないんだよね(笑)
ようやく到着して、
赤ちゃんとご対面！！！
ちいさーーーーーーーーーーーーーい！！！！！！
あたりまえか。
きゃわぁいーーーーーーーーーーーーーい！！！！！
こっちの赤ちゃんって、生まれたての頃から、目鼻立ちがはっきりしてるのね。。。
目が開いてなくても、お目目パッチリなんだろうなってのが分かりますねぇ。
そうそう、
こちらでは、
生まれて７日目に、命名して、
パーティーをするのね。
今日はその７日目のパーティーの日だったので、
近所の女性達も続々と集まり、
部屋はあっという間にいっぱいに！
綺麗な衣装を身に纏い、
お決まりの太鼓をたたき、歌い、
踊る踊る踊る踊る
私も一踊り(笑)
子ども達も大人顔負けに踊る踊る踊る踊る
部屋は沢山の笑顔と幸せで溢れていて！！！
子どもの誕生をこうして沢山の人で喜び祝い
そして子どもの健やかな成長を願い。
悲しい時も、
嬉しい時も、
必ずみんなでそれを分かちあう。
みんなで生きていることの素晴らしさ。
それを強く強く感じた日でありました！！！
仲間の大切さを知っている子ども達
その大切な仲間と
沢山の希望を持って、未来に大きく羽ばたいて欲しいなぁ
と心から願ってやみません。
おまけ：
本日のダンシング・クイーンはこちら
イルハムちゃん(２歳半)
写真を撮ってもらいたいばかりに、
ずーーーっと私の目の前で踊ってくれました(笑)
かわいい♪
そしてもう一枚！
お客様のために大量のパン生地を捏ねる女性
底抜けに明るいモロッコ女性に しばしば癒されてます！！
そういや、今日はベルベルの村で、みんなベルベル語を話してたので、全くもってみんなが何を言ってるのか理解できませんでした(涙)
