海での危険毎年沖縄では、シュノーケルの事故で10人以上が死亡しています。シュノーケル=簡単 と考えている人が非常に多いので注意しましょう。 まあシュノーケルがそれほど難しいから事故がおきるというのではなく、 シュノーケルが対象とするフィールドの知識がないから 起きる事故がほとんどです。 遊ぶためには、知ることが必要であるにも関わらず、 限られた日程の旅行では忘れがちな事をここではクローズアップします。 まず沖縄の海には幾つかのリスクがあります。 1:潮 2:リーフ 3:危険生物 4:鮫多発地帯 これらの情報を旅行者が調べることは実はそれほど、 難しいことではないです。 また遊ぶ場所や遊ぶアクティビティなどによっても 調べるべき事はたくさんあります。 良くある事故のケースとしては ケース1:人がほとんどいないビーチでの事故 ケース2:仲間全員がシュノーケルに夢中になっており、その中の一人がいつのまにか、死んでいたケース ケース3:泳力に自信があり、浮力体を持たずに、潮など関係なく泳いでおぼれるケース このあたりが非常に多い死亡事故のケースです、思い当たる人は気をつけましょう。 基本的にシュノーケルでも、浮力体、ラッシュなど上着は装着すべきです。 「潜るのが楽しいのに」 という人が非常に多いけど、 ・それほど実力がない ・潜るのであれ、海面にベースとなる浮力がない(船など) のであれば、あとは自己責任で。 最近はラッシュを着てくる人が増えたのは、良い傾向だと思いますが、 まだまだ着ていない人も多い。変な日焼が嫌な人は、海に入るときだけでも 装着すればベターです。 またライフジャケットをつけよう。 これはあったほうが絶対楽。 持っていないなら借りてでも、あったほうがよい。 特に子供がいる場合などには必需品です。 潮を調べよう。 これは潮汐及びカレントですね。 http://www.twin.ne.jp/~sakamaki/ 潮とは、大潮、中潮、小潮とあり、大きいほど潮の干満差、流れのきつさが 大きくなると考えれば良い。 潮干狩りなどを考えている人は、干潮を狙えば良い。但しリーフの際に 行く人は地形を事前に地元の人に確認すべし。 カレントは、特定の場所に起きる強い流れのことです。 世界中のあちらこちらにあります。 沖縄ではリーフの切れ込みにカレントができていたりもするので、 要注意。 日焼、脱水 カヤックや船で移動する場合、観光で歩く場合などにおきやすい。 なんかちょっと気持ち悪い 頭がちょっと痛い なんか寒気が、疲れかな・・ このあたりが危険信号。 早いうちに木陰で休んだり、水分をまめに補給。 (最悪死亡する人もいるので、気をつけよう) 危険生物 沖縄の海には、どこでも基本的に危険があります。 ハブクラゲ、ごんずい、ミノカサゴ、カツオノエボシ、 イモガイ、オニダルマオコゼ、サンゴ 多いのは、クラゲとサンゴでの事例。 サンゴに触れて痒くなって肌が赤くなったり、 まあそんなに大騒ぎすることではないけど、 知らないで「クラゲだ」とびっくりする人は多い。 まあ驚いて大騒ぎするにこしたことはないけど。 一度会ったのは、ツアー中に医者と名乗る人が、 「ハブクラゲによる傷だ」 と診断したものだから、大騒ぎになったことがあった。^-^ (結局日射病などの複合病でしたが、このケースはガイドが気づかなかったのがそもそも悪かったケース) 鮫 これは難しい。基本的には飛行機事故にあうようなもの。 但し飛行機事故と同様に、どこそこの航空会社は危ないよね。 といった口コミ情報があるところには乗らないと同じように、 どこそこの海には鮫がたくさんいる といった口コミのある海はさけていれば、99%は大丈夫。 あとの1%は、人生と同じように、生きている以上最低限のリスクは覚悟です。 僕も鮫にあったときのことは、良く想像しますが、恐らく無駄なあがきでしょうが、体を縮めて、近づいてきたら体を広げて驚かせるぐらいしか浮かびません。そもそも不意打ちの可能性が高いから、だめかな。 お店選び これも正直難しい。リスクも均等にあると思う。 一人のガイドにたくさんの人がついているケース 一人ショップが、自信過剰になってがんがんやるケース など色々 お店というよりもそのガイドの意識が問題となる。 ゲストには見えないけど、実はガイドが、沖縄に来て1ヶ月もたっていないというのはざらです。 医者と同じように、プロになるためには実地研修から始めるので、 同じ料金でもあたりはずれが大きくなってしまう。 大きいお店 保険関係がしっかりしている 装備が充実 ガイドに経験の浅いバイトが多いが、そのリーダーは経験豊富。 小さいお店 経験豊富なオーナーが独立しているから経験は豊富 装備への投資に限界がある 保険関係が不安 どちらのお店を選ぶにせよ、外で遊ぶ以上リスクがあることを踏まえた 上で自分にあうお店選びをしましょう。 簡単ではありますが、沖縄のマリン関係のリスクを書きました。 カメラを海に落とす事故から、死亡事故まで様々なリスクが沖縄には あります。 もちろんこれは沖縄にかぎることではないですが、リスクを上手く コントロールすることが遊びの最低限のルールです。 皆さんもリスクを上手く見極め、自分にあった遊び方を選び、 楽しい沖縄をエンジョイしてください。 |