ポチ家の日記帳

2007/03/28(水)22:42

こんなことがありました

長男「ゆー」のこと(23)

先週金曜日の保育園のお迎えのとき、些細なことですがトラブルがありました。翌土曜日には卒園式&発表会があるので、お迎えを待つ子たちは会場整備のため教室からカバンを出して、通路に並べて帰りの用意をしていました。 私の姿を見て、ゆーとまーの兄弟が転げるように元気に教室から出てきました。いつもなら金曜日にはシューズを持ち帰るのだけれど、次の日も使うので、特別に置いたままでいい日でした。が、それがわからず持ち帰ろうとしたゆー。予定変更が苦手なので、「持ち帰らなくてもいいのよ」と言う先生方の言葉がすんなり耳に入らなかった様子。すこしとまどってました。そして次の瞬間、シューズの入った袋をぽーんと、みんなのカバンが並ぶ通路に放り投げたのです。ゆーの傾向を知らない人がその場にいたら、失礼な子だと、きっとムッとするでしょう。その場に居合わせた先生方も少し驚いて、「だめよ!ちゃんと靴箱にしまってね」と怒り気味。なぜ怒られているのかわからずに、あたふたするゆー。明日発表会で使うのよ、今日は特別なのよと、すかさず私がフォロー。 ゆーは、相手の立場に立って考えることが苦手。こんなことしたらこう思うだろうなって、 想像することが難しいようです。なので些細なことで相手を怒らせてしまうことがあるようです。しかもなぜ相手の怒りをかうのかわからないままに。 お友達のカバンが並んでたので、そこが今日は荷物を置いていい場所だと勘違いしてしまったのもあるようです。そして、多分放り投げたほうがスピーディーに効率よくしまえるからと、本人は解釈したようなのでした。私はゆーの行動がすぐに理解できましたが、その場では先生方にうまく息子の気持ちを代弁してあげることも出来ず。(それは後日おたより帳に書くことにしましたけれど) その日は、保育園から帰ってきてから夕食までの間に特別におやつタイムをもうけ、お茶を飲みながらちょっと言って聞かせました。 ゆーの取った行動は悪気の無いものだと理解できるけど、でも相手の人は失礼だと思うかもしれない、みたいなことを。 本人が言わないだけで(なんて説明していいかわからないと思いますが)、きっとこれぐらいの小さなトラブルは毎日起きていることでしょう。お友達とたまにケンカになっちゃうみたい。小さな胸が傷つき痛むことを想像すると、切なくなります。ゆーはマイノリティーなだけ。マイノリティーがマジョリティーの世界で暮らしていくには、どうしたらトラブルにならずに済むか、その手法を学んでだほうがスムーズ。残念ながら、現実はそういう社会です。誤解されたりいじめにあったりしないよう身を守る術を教えつつも、でも本当はいつか、親以上にゆーを理解し、愛してくれる人にめぐり合えることを願っています。おじいさんになって、生まれてきてよかったと心から思える人生を歩んでほしいんです。 

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