母は、私の縁談で不満を晴らしたかった

2019.10.03

カテゴリ：母との生活

結婚前の４０年も前のこと
母は、就職して家事を手伝わなくしなくなった私を疎ましく思っていた。
日曜出勤するほど忙しい職場・・・
バイトもOKだったので、それを自宅に戻ってからしたかった。
実家の２階は女子大生専門のアパート、共同のトイレや台所の掃除を
私にやらせたかったが・・・
２５歳過ぎになり、手伝わないし、結婚も考えていない
私は母には不要な存在、表面上、父の年金より稼ぎの良い私は、
父のプライドも傷つけ家族の中で浮いていた

母から家を出るように言われ、私は一人暮らしになった。
家には一度も帰らない。母から離れ仕事に没頭できたし、
始めてのフランス・スイス旅行・ツアー一人参加もした。

そんな時に親戚から縁談の話、電話で断わったのに、もう先方とお見合いの日を
決めている。断るのがもったいない縁談と母は大乗り切り・・・

母は、大地主の農家の末娘、戦時中も甘いものにも困らない生活、
戦後女学校に行き、大手に就職して、仏教の家なのにカトリック教会に通い
花嫁修業にお茶・お花・お琴を習うお嬢様

縁談相手は、墓守りがいて寺に家系図もある由緒ある家
男子は戦死したりで、その末っ子が直径の唯一の男子
東京に住んでて戸籍は吉祥寺、母は今でも未練たらたら
伯母は東京で、大学の英語の先生や女医をしている。

母の姉も品川の家電販売修理の自営に嫁ぎ
羽振り良く専業主婦の生活。
母は、東京で小奇麗な奥様生活ができると信じてたと思う。

実際は、国立で六畳一間の離れ、
お風呂も無くて、水は本家の伯母の家からもらい水
・・・父は気難しい無口な人でつまらない、母は怒られてばかり
時に失敗を私に擦り付けた。
母は絶望してたかも、私が生まれても嬉しくなかったのかも・・・
だから電車に轢かれそうになっても、反省無くその後も
３才の私を踏切なしの向かいにお使いに行かせたのかも・・・

母は私には人と比べるなと言いながら自分は絶えず他人を気にしてた
私と同学年の子が嫁に行き孫を抱いて里帰り、同じ体験がしたくなる。
仕事をしてる私は宇宙人のようだが、同じ嫁になれば母の方が先輩で同じ貉になる

母は私に対して強引だ。
自営業の方が良い。三男。７０年続く自営で姉のところより凄い。
スポーツマン。母は一目で元夫が気に入った。
私が断っても縁談を勧めた。

田舎の母の父親は妾が居たし、2番目のお兄さんも自営で遊び人風。
母は真面目な人よりも、ゆるいぐらいの人が好みだったのかも・・・
当時はモテる人はお金がある稼ぎがある・・・
今でもそうかな…離婚でお金が取れるのは浮気です。

それが、母よりもみじめな暮らしの私で計算違い。
姉と同じように自営の父親に家を建ててもらい
娘の他力本願で姉と自慢比べでもしたかったのか・・
　
母は元夫の運転でドライブして、すごく喜んでいた。
気難しい父がしてくれなかったことを婿で叶えようとしてたが
ダメだった。
稼ぎ悪く元夫も他力本願の末っ子気質でした。

私はやっと離婚して実家に戻ったが
父亡きあと１０年の
気まま生活で母は女王様、
始めは貧乏暮らしだったが、
定年後は兄姉の誰よりも豊かになっていた
我儘度も増していた。

私は下僕、そういう時、孫は邪魔
母は隣に食事時毎日座る孫の存在も完全
無視した。
私が母より次女を愛してるのが気に入らなかった。

私が心配で通勤できなくなった次女・・・
次女は早く実家を出ようと言った。
「母さんは愛されたくて
お祖母ちゃんの言いなりになってる」

出戻り娘はただで家事介護、遺産はない
親が死んだあと出戻りは実家に住む資格なし
長男の嫁の代わりもお願いね。
可愛いいから妹には
楽しいことだけしてもらうの・・・

利用され続けて
やっと目が覚めた私、ばかだ。