2007/02/08(木)22:31
「それでも僕はやってない」リベンジ成功!
というわけで、「それでもボクはやってない」、今日は無事見られました!
ヽ(゜▽゜*)乂(*゜▽゜)ノ バンザーイ♪
徒然草のカルチャーの後、チケット売り場に行ってみたら、今日はまだ席があった!
夫も「もしかしたら時間こじ開けられるかも…」と言っていたので、とりあえず「席、今日は大丈夫みたい」って電話したら、「じゃあ、行く!」と(笑)
で、先にチケットだけ買っておきました。
そこで気がついたんだけど、昨日は水曜日でレディースデイだった!
それで満杯だったのかも?
(でも、他の映画は大丈夫だったんだけど)
なので、昨日に比べたら(私は)高くなってしまったんだけど、ま、いっか。
なんせ「なんちゃって女子大生」で、学生料金で買えたし(爆)
で、感想ですが、ネタバレになるといけないので、あんまり詳しいことは言いませんが、
とにかく、よかった!!!
見て、絶対損はしない!!!
ってか、一人でも多くの人に見て欲しいです(キッパリ)。
周防監督11年ぶりの映画と言うだけあって、そして取材と制作に3年半かけたと言うだけあって、すごくいい出来でした。
何というか、一つ一つにすごくリアリティがあるのです。
これは、相当、取材や研究をしたんだろうな、と思わされました。
うちらが、弁護士ものや法廷ものを見ると、大抵、ツッコミどころ満載なんです。
ほとんどはテレビドラマですが、夫と二人で見ているときはもちろん、一人で見ていても、思わず
「そんなん、言わへんわ!」
「こんな行動ありえへんし!」
「弁護士って、探偵とちゃうし!」
と、1時間に10回以上は言っているような気がします。
それくらい、大抵のドラマは、現実と解離している箇所が多いのです。
ところが、「それボク」に限っては、ほとんど突っ込むところがありませんでした。
それどころか
「(^^)(--)(^^)(--)ウンウン これ、いかにも言いそう」
「ああ、検察官だったら(裁判官だったら)これくらいのことしそうだよね」
等々、思わず感心してしまうところが、何箇所もあったくらいです。
(もちろん、心の中で)
それに、すごく細かいディテールにまでこだわって、「本物」に近づけようとしていることも、よく分かりました。
例えば、法律事務所の様子とか、弁護士の細かい行動とか、ほんのちょっとした台詞回しとかにも、それは表れていました。
画面には現れないところにも、すごく凝ってそうだった。
例えば、弁論要旨とかも、全文きちんと用意しているんじゃないかな?とか思ってしまいました。
(本編では、朗読のほんの一部分しか登場しないのですが)
役者さんがまたよかった!
主役の加瀬亮さんはもちろん、
・弁護士役の役所広司さんと瀬戸朝香さん
・母親役のもたいまさこさん
・友人役の山本耕史さん
・裁判官役の正名僕蔵さん
・被害者役の柳生みゆさん
その他、みんなよかった。
個人的に一番よかったのは、交代後の裁判官役の
小日向文世さん
でした。
相当研究したんだろうな。
そして、現在の日本の刑事裁判の現状・問題点が、本当によく表れていると思いました。
これを見たら、きっと何かを考えさせられると思います。
というわけで、☆☆☆☆☆のお薦め。
お時間のある方、ぜひぜひ見に行って下さい。
否、お時間のない方も、無理に作ってでも見に行って下さい!!!