ホラー中毒者

2006/09/30(土)01:44

人間の悲鳴について

日常に潜むホラー(12)

今日は幽霊ではなく生きている人間のお話です。 皆さんは悲鳴を聞いたことがありますか?テレビや映画ではよくあるシーンですよね。 特にホラーモノではヒロインの悲鳴は付き物です。 しかし、現実に耳にする悲鳴は本当に恐ろしいものでした。 それはちょうど今頃のような涼しい夜、私は窓を開け風通しをよくしていました。 外はしんと静まり返っています。その時 「きゃぁぁあ」 それは何の前触れもなく響き渡りました。しかしその後の静寂に、 今の悲鳴は空耳だったのではないかと思わされました。 心臓の鼓動が早くなり、私は窓に張り付き耳を澄ましました。 気のせいであってほしいと願っていました。しかし、その期待はすぐに裏切られたのです。 「きゃぁあぁ、助けてぇ!」 気のせいじゃなかった!誰かが何者かに襲われている!誰かが助けを求めている! そう思うと体が動かなくなってドクンドクンと心臓が脈打つのが分かりました。 「誰かー!誰かぁぁあ!」 その声に弾かれるように私の金縛りは解け、とっさに親を叩き起こし電話の子機を 震える手に握っていたのですが、その頃には誰かが通報していたようでした。 その翌日、事件が新聞に載っていました。 私のマンションから100メートル程先のスナックに強盗が入ったようです。 犯人は二人組みで、スナック勤務の女性と男性客を殴ってお金を奪って逃走中。 私が聞いたのは殴られた女性の必死の助けを求める声だったようです。 現実に危険が迫った時の叫び声はこんなに恐ろしいものなのかと、 今でも忘れることが出来ません。 私は自分が夜道で何者かに襲われた時は「火事だー!」と叫ぼうかなと考えています。 きっと、悲鳴や、助けを求める声、ましてや人殺し!なんて叫んだら、 余程勇気のある人じゃないとすぐに飛び出して助けてくれることはないと思います。 私の場合家は6階でそんなに近くのスナックじゃなかったということもありますが、 悲鳴に固まってしまい・・・小心者だということをつくづく思い知らされました。                  これいいですね!普段は展示パネルとして飾っておき、いざという時は防弾シールド! 22口径銃弾を跳ね返してしまうそうです。レジ周りに置くと強盗もへっちゃら! 私の勤務先にも欲しいです。ね~店長?

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