りれこのワンダーランド

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魅惑の隣接校

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<魅惑の隣接校>

この学校、他称??自称??わかりませんが、
「我が区の学習院」のひとつです。
「我が区の学習院」は、私たちの区にはいくつもあって、
昔から言われている学校もあれば、最近言われている学校もあります。
どういう学校をさすかというと、家庭層がよく、中学の受験率が高く、
合格率も高い・・・というところからくるようです。

1号がおなかの中にいるとき、不動産物件を探していて、
お願いしていた不動産屋さんのおばさまが、
その学校の学区内の物件を見せるときに
「ここの学区はいいですよ。なんせ、我が区の学習院ですから・・・」
とのたまっていて、
「それって駅南の○○小学校なんでは??」といったら
「あっちの小学校には、商店街の子もくるけれど、
 こっちには、商店街がなくて、銀行社宅や、大企業の社宅が多いし、
 大きなお屋敷町だから、家庭層がいいんですよ。
 だから、こちらが、正統派学習院なんです」
とか、わけのわからないことを言っていたけれど、
学校を見学するまでは、そういう、勉強にばかり目がむいているような学校は、敬遠だな!
と思っていたのでした。

ところが、単にお勉強熱心な学校だと思って見学してみてびっくり!!
今の幼稚園に出会った時のように「ガーン」と後ろ頭を殴られたようなかんじがしました。

そして、比較的遠いところから通うことになる・・・
とおそるおそる言い出してみると、
校長も教頭も当たり前のように、
「今は学校を選ぶ時代です。どうぞ、おいでください」
とおっしゃる。

今まで見学に行った学校・・・指定校と、駅南の学習院!?の先生方が、
判で押したように
「学区の学校に行きなさい!!」と
おっしゃっていたのと、正反対です。

で、よく聞いてみたら、
なんと、うちの前の道を渡って、1ブロック北までは、
その学校の校区だということも判明・・・

遠い学校だし、無理して行かせるほどではない。と、割り切っていたのに、
目と鼻の先までが学区と知り、かなりゆれてしまいました。

幼稚園探しのところで書いた、A・B幼稚園とならびの奥のほう・・・
というかんじで、
1号のペースで歩かせて20分くらいで、幼稚園よりは近い!!
道は単純です。

敷地がとても広く、
全校生徒500名以上だというのに、
ゆったりしたかんじです。

多目的ホールのような空間が3個くらいあり、
建物も新旧2棟たっていて、
新校舎のほうは、教室のみならず、廊下までフローリングになってるし、

オープンカフェのようなところ、中庭などもあります。

教室の前には、校庭のみ。教室のたてものの後ろ側に
独立した、体育館、プールなどがあります。
校舎の3階までいけば、景色も360度開けていて、
せせこましいかんじは、微塵もありません。

幼稚園の一学年上の先輩ママが
かなり遠いところからでも通わせている気持ちが
とてもよくわかりました。

課外クラブも充実していて、
合唱では、かなりレベルの高いところまでいっているようです。
1号は、網膜はく離の可能性があって、球技はとめられているので、
文化系のクラブがあるのも魅力です。

休み時間の終わりには、チャイムの前にピアノのメロディが
流れてきたりしていました。

区立小学校のくせに、かなり個性的!!

一緒に見学に行った友達も、
ゆれているようでした。

この学校を見学したことで、母校(駅南の学習院)と、指定校は選択肢から
消えました。

徒歩10分の単級の学校にいくか。
徒歩30分?の3学級にいくか。

とはいえ、校長は否定しておられましたが、この学校は、
周りの環境からいって、子供たちの学力がとても高く、
親同士の関係もかなり難しい・・・という
うわさも、あながちうそではないと思うのです。

3年くらいになれば、自転車でどこへでもいけるでしょうが、
1~2年の間、ランドセルを家においたあとに、
友達の家にいく・・・というのにも、無理があるように思います。

この学校だと、幼稚園からも離れているので、
たとえ3号を違う幼稚園にいれたとしても、
1年生の一年間は、1号にも2号にも負担をかけることになります。

でも、廃校寸前の学校は、
これから、校舎を建て替えたりとか、
施設が充実したり・・・とかってことは、望めないだろうし・・・


ただ、学校側がどうして熱心に越境をすすめるか・・・ということには、
裏があるな・・・というのもみえてきました。
それは、その学校の来年の学区内の児童が
80人にいくかいかないか・・・ということです。
つまり、その人数から、私立や国立に行かれてしまった場合、
クラスが2クラスで40人近い児童数になってしまう・・・
だから、まわりの学区から人を集めて81名以上にして、
3学級を確保したい・・・というのが本音なんですよね。

その作戦にのせられるのもシャクだし・・・

なんて・・・

そんな学校の思惑はどうあれ、
自分の子供が一番幸せな道・・・と思われる学校を決めてやらないといけません。
近所の学校か、
この学校か・・・
結論を出すまで、かなり揺れました。


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