夢の続きは潮風の向こうに@riri_cafe

いつものように　ＬＡＸ（ロスアンゼルス空港）で待ち合わせ　
Freeway 405 から 105 へ　

これ　映画 Speed で　あの　バス　２５２５が空港に向け右折したのと　逆方向だけど
おんなじ道を走ってるんですね

となりで　相棒の携帯が鳴る　なんかしゃべってるのを　なにげに聞いていたら
とびこんできたのが　’What's wrong with the Titanic !!'みたいな言葉

そうなんですよ　当時　９０年代のＬＡ　まだ映画タイタニックが制作中のころのお話です

ありがちなことなんですが　どうしても　スケジュールより遅れてきて　制作費がどんどん
かさんでくる　タイタニックはもう　とっくに１００億円以上つぎこんでいて　もう予算がきびしくなってきているのに　多用されている　ＣＧ（コンピュータ・グラフィック）がまだまだ足りない　ただ　映画が完成しなければ　いままでの苦労も水の泡

制作サイドが必死で　ＣＧ関係のスタッフ強化をはかってるが　全然　手がたりない
当時の画像処理には　　Windows NT ベースのものが大半だったが　数百台も増設なんて予算が・・　そこで　ハリウッドでは　ほぼ　はじめて　Linuxベースのマシンが投入された
えっ　映画に　オープンソフト（無料で使えるただのＯＳといってみたりして）系で　サポートは
どうする？？　今までの実績は？？　いや　そんなこといってられない　多分行けるよ　みたいな
会話が　ＬＡのＩＴ関連業界でも　話題になってました・・

でも　映画は　できた　ご存知のように　見事な出来映え　賞も総なめ　世界中で大ヒット！！　
ジェームス・キャメロン監督は　スタッフや　協力会社さんが行う　小さなパーティにも気軽に
顔を出してました　きっと制作サイドの苦労もわかっていたり　スタッフを大事にされていたような

私も　偶然　とある制作打ち上げのホームパーティのお庭で　一人　椅子にすわって静かに　グラスを傾けている監督
の姿を拝見し　おつかれさまでしたと　思いながら　お声もかけずに　いた記憶があります

お気に入りのジーンズにラフなスタイルだったように
静かに更けていく夜でした　部屋の中からは　ディスコ系の曲が聞こえ・・にぎやかそうでしたが