たまたま その昔 高校生の頃に 父親の書棚から
一冊の古い参考書を見つけて 読みだしました
えっ こんな 難しいの??
何がといいますと そうなんです 明治・大正時代
の受験参考書だったんですよ
とりあえず 英語のところを ずっと読みはじめました
だって 古文・漢文はレベルが高すぎて 歯がたたなかった
からです
いやぁ 明治42年 第一高等学校(もちろん旧制 一高の
ことです) 大正3年 陸士 (陸軍士官学校)・・
おどろきましたね そんな時代にまわりに 英語学校があるわけで
なく 英語圏の方が近所に住んでいるわけがない
きっと 英語の問題のレベルは たいしたことないのでは??
と思った自分が 浅はかでした
英文読解 英文法 英作文 すべてにわたって 高い水準の
数々に むしろ感動しながら
もちろん その時代の旧制高校や 士官学校に入学される方は
頭脳明晰 学業優秀な方でしょうけど それにしても
少ない情報・体験のなかでこれほどの 語学力もお持ちだったとは
勉強もきっと大変だったんでしょうね
現代が恵まれているのは 洋書や新聞雑誌やテレビ・映画
インターネットと 比較にならないほど 英語そのものに触れられること
海外にも もちろん はるかに行きやすくなってることも
本人の才能・努力だけでは 情報の収集にも
限界のあった時代のことを考えると 有難いことだと
あらためて感謝しております
父親も きっと苦労しながら 英語を身につけたんだなと
も思いましたが だからなんでしょうか 実は 私が小学生の
ころに あやうく 単身 海外留学させられそうな場面も
また 別の機会に