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2010.06.12
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カテゴリ:イタリアワイン
先日、ワイン・グローリアスさん主催の”「闘うワイン商」川頭氏と学ぶフリウリワインセミナー”に行ってきました。

北の巨人、ヴィエ・ディ・ロマンス(以下、VdR)とその弟分、テルチッチの同じ品種のワインを同時に味わいながら、川頭氏から、コッリオ(テルチッチ)とイゾンツォ(VdR)のテロワールの違い、品種やワイナリ(オーナー)の哲学やトリビアなど、楽しく勉強になるお話しを頂きました。

furiuri01.jpg

1)テルチッチ/シャルドネ2007
2)ヴィエ・デイ・ロマンス/チャンパニス・ヴィエリス2007

どちらも樽熟なしのシャルドネ100%。
テルチッチはとてもキレイな酸をもっており、とてもソーヴィニョンらしい(当たり前か)。
VdRは、やはりVdRらしい白い花が香ります。
種の熟成まで収穫を待つというジャン・フランコの姿勢が生きる、とてもふくよかなシャルドネでした。

3)テルチッチ/ソーヴィニョン2007
4)ヴィエ・デイ・ロマンス/ピエーレ2007

樽熟なしなのに、かすかな薫香(土壌によるもの?)。そして共に強いミネラルが特徴的です。
テルチッチは幾分細く感じられましたが、多分、それはピエーレがふくよかすぎる(笑)からだと思います。どちらもまさに葡萄そのものの香りでした。
因みに、テルチッチのオーナーはソーヴィニョンが一番好きで、この秋にピノ・グリとの混醸もの(樽熟)が出るそうです。

5)テルチッチ/ピノ・グリージョ2007
6)ヴィエ・デイ・ロマンス/デッシミス2007
7)ヴィエ・デイ・ロマンス/デッシミス2006

フリウリでは昨今、過度のマセレーションが非常に流行っており、
代表的な白ワイン品種であるピノ・グリにおいても、この両社ほどテロワールに忠実に造っている所はほとんどないそうです。
テルチッチはピノ・グリにおいても素晴らしい酸で、第一印象ではデッシミスより上でした。
デッシミスは少し酸化したニュアンスが特徴でしたが、これは木樽熟成による酸化の促進の結果とのことです。
ほうじ茶のような燻し香も感じられましたが、これは樽かどうかわかりません(笑)。
デッシミス2006は熟成によるタンニンが出てき始めており、今後も素晴らしい熟成が期待できる(川頭氏)とのことでした。

furiuri02.jpg

8)テルチッチ/ヴィノ・ディ・オルティ2007
9)ヴィエ・デイ・ロマンス/フロール・ディ・ウィス2007

名前の通り、まずその華(花?)やかな香りが印象的なフロール・ディ・ウィス。
そして、香りに負けない複雑さと膨らみのある味わい。本日の私の一番のお気に入りとなりました。
単独でゆっくり楽しむならロール・ディ・ウィス、食事にあわせて飲むなら、キレの良い酸が心地よいヴィノ・ディ・オルティだと思います。

10)テルチッチ/メルロ2006
11)ヴィエ・デイ・ロマンス/マウルス2006

メルロー好きとしては、興味深々な飲み比べです。
飲み始めは、柔らかくて優しいテルチッチに対し、マウルスはやや酸が強め。
どちらもトスカーナ他のパワフル~なメルロと異なり、優しい果実味が特徴のどちらかというとフランス産にちょっと近い印象でした。
2003年以降販売されていないVdRのメルロ・クリュ「ヴォース・ダイ・チャンプス」は2008年出るかもしれない(秋頃決定)とのことです。

すべてのワインを通して、
コッリオ(VdR)は、
丘。寒暖差が大きく、酸が高く香りの良いワインが出来る。泥灰土とカルシウムを多く含んだ砂質が混ざっており、水はけがよくミネラル感が出やすい土壌。
イゾンツォ(テルチッチ)は
海に近い平地。少し気温が高めのため、ふくよかな、糖度の高いワインが出来易い。土壌は粘土質で、水はけが若干悪いが力のあるワインが産出される。
というテロワールがしっかりと表現されており、二人のオーナー、そしてそれを扱っている川頭氏の信念が感じられたセミナーでした。


最後に、トリビア二つ。
テルチッチは自社瓶詰めする前は、かのリヴィオ・フェルーガに葡萄を売っていた。
シルヴィオ・イエルマンは、ジャン・フランコの従兄弟。







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Last updated  2010.06.13 00:31:30
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