バルバレスコ2007:モンティエロ
すっかりビールな季節になってきました。今年は-5℃の泡をしゃりしゃり食べることが出来るフローズンビールが流行のようですが、そうそう外飲みもしていられません。よって我が家のスタンダードはお家ビール、特に「サントリー・モルツ」or「アサヒ・スタイルフリー」なのです。「プレミアム・モルツ」でなく「モルツ」なのがミソです。程度の良い「モルツ」は円やかさとバナナ等のトロピカル香が素晴らしく、時として単価にして30円以上高い(350mlの場合)プレミアム・モルツを味わいにて凌ぐ!と思っています。見かけた方、是非一度飲んでみてください。ただ、この「モルツ」、売っている店が非常に少ない。プレミアムを売りたいサントリーがモルツの出荷制限をしているとしか思えない程の入手困難です。我が家からのチャリ範囲では、入手可能なお店はわずか2店しかありません。で、月に1度はその店に「モルツ」を買いに行くのですが、そこでたまたま見かけたのが今回のバルバレスコです。5桁台も珍しくないこのD.O.C.G.が、セールにて通常価格1,480円のさらに1割引で販売されていました。安っす~。ということで・・・本日のワインはバルバレスコ2007年、生産者はモンティエロです。バルバレスコということで、当然ネッビオーロ100%となります。さて、感想です。暗めのガーネット色で、透明度は低めです。グラスからはスミレ、絵の具、アメリカンチェリー、チョコレートと心地よい香が零れています。なかなか良いです。口に含むと、プルーンやブラックカラントな果実味。巨砲の皮やオレンジ、赤胡椒にドライフラワーのようなニュアンスもあります。果実や酸、タンニンはそれなりにあり、それぞれに特に不足は感じませんが、全体的に良く言えばストイック、面白みが不足しているワインなのかな。二日目にはこなれ感が出てきて、多少は良くなってきましたが・・・。バルバレスコであることはさておき、「千円台後半のワイン」としての価値はあったように思えました。そういう意味でお買い得かな。