母ちゃんロシアへゆく!
4月1日は母の誕生日です。(あ、何歳になったのか聞くの忘れた) 4月1日の朝、二度寝してると母が夢にでてきた。内容はよく覚えてないけど、なんか、メキシコ式挨拶(ほっぺたとほっぺたをチュっとあわせる)を母として、「いやいや、お母さんとこんな挨拶ありえんなぁ~」と夢の中で思った。 夢の途中で、携帯が鳴って起こされた。 取ってみると、お母さんからで、「ああ、今、夢にお母さんが出てたところ~」と言うと、 「え~~!!もうやめてよね!!」と言い放った。 はははは。 なぜかというと、あさって(4月3日)にお母さんはモスクワに一人旅にでるので、それで心配になって、私に電話をかけてきたのだった。だから、「お母さんが夢にでてきた」というと、私が縁起が悪い夢でも見たと思ったのかな?笑 お母さんの始めての一人旅。 それがモスクワ。 なんで????笑 数年前は、ウチのお母さん、海外なんてコレっぽちも興味がなかった。私が、グァテマラへ一人旅を強行していったとき、「そんな名も知れんようなところにひとりでいくなんて!!」と、私を変人扱いするようにののしったのに。笑 結局わたしは、「3ヶ月で帰ってくる」と言って、家を出たのに、結局帰らず10ヵ月後にひょっこり帰ってきた。 お母さんと、私は仲が悪かった。 でも、私が旅から帰ってきて1,2年後に、お母さんから「どこか海外行きたい。連れてって!」と言われ、「どこに行きたい?」と、聞いても、「分からんし、知らん。」と答えられて困った。「なに?ヨーロッパ?遺跡?おしゃれな街?何が見たい?」と聞くと、「別に洒落てなくていい。」というので、「じゃあ、トルコは?」(トルコが洒落てないとか言ってないですよ!笑) と、自分がずーーーーっと行ってみたかった国を提案した。そしたら、お母さんすんなりと 「じゃあそれでいいよ」と意外にOKが出てちょっとビックリした。お母さんは、トルコがどの辺にあるのか、何があるのかこのとき何も知らなかったみたい。ただ私が言ったから、「じゃあそれでいいよ」って感じ? 私としては、トルコは文明の十字路だし、イスラム圏とか(イスラム圏はまだいったことがなかったので興味があった)、カッパドキアとか、トルコアイスとか、ほんとに男の人はみんな眉毛がつながってるのか、濃い顔なのか、とかで、かなり行ってみたかったのだ。(いわずと知れた濃い顔好き♪) 初めての母娘旅行。 お母さんは、その頃の私からみると、批判屋で、文句屋で、気分屋で、ヒステリックで、わがままで、怒り屋だから、海外に出て、日本と違う習慣にいちいち腹を立てないか、文句を言わないか、楽しめないんじゃないかと思ってたので、ケンカしないかちょっと心配だった。 「文句ばっか言ったら、途中で撒(ま)いてトルコにおいて帰るからね!!」 と釘を刺しておいた。笑 結果的には、お母さんはと~~~~~~っても楽しんでて、毎回、なんにでも感動してて、「楽しい楽しい!トルコに来てよかった。初めての海外旅行がトルコでよかった♪S太(弟)にも見せてやりたかった~」と何度も言ってて、お母さんがこんなに何かを楽しんでるのって初めて見て軽く、カルチャーショックを受けました。(お母さんに)笑 「おおおおお母さんが楽しんでるぅぅ~??!!」 弟とお母さんも、私と以上にいつもケンカをしてたので、「S太にも見せてやりたい」と言ってたのには、ちょっと嬉しくなりました。(弟は海外にまだ行ったことがありませんでしたから) ロシア航空で行ったので、途中、飛行機からツンドラ地帯とか見えて、お母さんそれにも感動してました。モスクワで乗換えで、4~6時間?空港で待ち時間があって、薄暗くてなにもない空港だったけど、それにもそんなに文句言わずに待つことができてよかった。(どっちが娘なのか?)笑まぁ、私も、旅中にお母さんに何回も怒ってしまったけど。。笑 今回、お母さんはモスクワに行くんだけど、「なんでモスクワ行くん?」 って聞いたら、 その以前私とトルコに行ったときに、飛行機のなかで見たツンドラに感動したのと、薄暗いモスクワの空港で乗り換えの飛行機を待ってるとき、「この薄暗い空港の向こうにはなにがあるんだろう」 と思ったのだそうです。 それで、モスクワ行きを決心したんだそうです。 しかもヒトリで・・・。 と言っても、添乗員付きのツアーなので、 「添乗員さんに迷惑かけないこと、でもぴったりと添乗員さんについていくこと!」 などとアドバイスしてみました。 年配の方のリタイア組がツアーであちこち海外に行ってはいるけれど、あのウチの母ちゃんが、50歳をとっくに過ぎて、 ひとりでロシアツアーに出かけた。本当に、踏み切るのに勇気がいったと思うけど、 どうやら青春のようです。 あるときお母さんが言いました。「あんたが私に似たのか、私があんたに似たのか。笑」 お母ちゃんの訪問国、トルコ、メキシコ、ロシア。 あのとき私に言い放った言葉を思い出します。「名も知れんような国にいくなんて!!!」 お土産に、あのロシアのいっぱい入ってる人形(名前なんていうの?)を買ってきてくれますように。 Buen viaje!!!!