ラストホープ 健康・美容かけ込み寺

2006/07/18(火)03:30

胆汁酸調整ダイエット!!

みなさん、こんにちは。現在執筆中の『「内臓」思考』という本の原稿がやっと出来上がりました。昨年の夏に完成していたものが、出版社の要望などで1年も費やしてしまいました。一度書いたものを手直しするのは、気が進まない上に、難しいことが実感できました。やはり、本は最初に構成をしっかりしとかないと、後で大変ですね・・・・・・・。(転載開始)胆汁酸調整で、やせ効果 高脂血症薬で排せつ促進   肝臓から腸に分泌される胆汁に含まれる胆汁酸の排せつを高脂血症薬で促進すると、エネルギー消費が活発になり、血糖値低下や脂肪燃焼に効果があるとの研究結果を、フランスのルイ・パスツール大の渡辺光博(わたなべ・みつひろ)研究員らがまとめ14日、東京で開かれた日本動脈硬化学会で発表した。 渡辺さんらは、胆汁酸に脂肪の消化、吸収を助けるだけでなく、燃焼を促す働きもあることを確認した。一方、腸内細菌により胆汁酸は、新たな胆汁酸の合成を妨げる性質に変化して肝臓に戻ることが分かっていることから、腸内の胆汁酸を吸着して排せつする作用のある高脂血症薬を投与することで、肝臓での新たな胆汁酸合成が活発になると推測した。 マウスの実験では、体内の胆汁酸の組成が変化しエネルギー消費が活発になった。肥満や糖尿病の日本人男女計12人に24週間投与した試験でも、内臓脂肪が平均約25%減少、空腹時血糖値は同29%低下したという。 渡辺さんは「大きな副作用はなかった。糖尿病や肥満の治療薬として使えるようになるのではないか」と話している(共同通信社)。(転載開始)腸内細菌のおかげで、胆汁酸の合成が抑制(フィードバック)されることでバランスがとれいてるのですね。今回はなんとダイエットのために、そのフィードバック機構をおかしくするのですから、人間とはなんと変わったことをするものかと感心します。局所の論理は通っていても、全体ではどこかに狂いが生じるものです。内臓脂肪を減らすには、小手先の医薬品より食事・運動療法で自然に近づくことが何より大切でしょう。飢餓で苦しんでいる国々の人が見れば、滑稽でしょうね。このような金儲け主義の近視眼的な研究は、医学の発展に何も寄与しません。

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