2012年1月に当ブログ掲載した内容の再掲(写真等一部修正、加筆)
2005VTを最後に引退した知る人ぞ知るドメーヌがありました。
ドメーヌ トルショー・マルタン(ジャッキー・トルショー)
モレ・サン・ドニ村を本拠地とするドメーヌです。引退以前から、生産するワインのほとんどが顧客リストに分配されていたため、日本への輸入量も少なく一部のブルヲタにしか知られていませんでした。故に知名度の低くさから価格も控えめでした。
現在、ネットで売り出されてもプレミア価格 今入手するにはハイリスクですね。
私の少しばかりのストックが こちら
2002 クロ・ド・ラ・ロシュ 2003
値上がりを期待して持っているのではなく、貧乏性で開けられない・・
モレ・サン・ドニ 1er-Cru クロ・ソルベ 2005
古典的なブルゴーニュワインで今となっては貴重なキュヴェです。抽出は薄く繊細ですが華やかな風味があり、飲むとなぜかホッと心安らぐピノ^^
引退後、所有する畑は主にダヴィド・デュバンが譲り受けました。トルショーの畑は若き造り手により継承されましたが、造り手が変わると醸造方法も異なるため、今ではトルショー流ワインの入手は困難です。
もちろん、造るのを止めてしまったワインに拘る気などありません。品質が安定していなかった事実も否めません。ただ、手工芸品の如く繊細な酒質を懐かしく想う自分が居ます。
『伝説の造り手』っていうコピーは大袈裟ですけど、年々見掛けなくなるので本当に伝説になってしまいそう。
今でもネット市場で買えますが・・
【ジャッキー・トルショー】モレ・サン・ドニ[2003] クロ・ソルヴェ
53,734円
【ジャッキー・トルショー】クロ・ド・ラ・ロッシュ[2003]
97,200円
桁が一つ違うような・・¿?( º👄º )¿?
アンリ・ジャイエ氏程ではないですが、骨董品扱いの値付けです\(°ω° )/
「余程の金持ちかブルヲタでなければ、こんな高値で買うことはないハズ」
畑を引き継いだダヴィド・デュバンの相場は、
[2012] クロ・ド・ラ・ロッシュ (ダヴィド・デュバン)Clos de la Roche (David Duband)
2万円前後ですから、そこそこの評価でしょうか?
クロ・ド・ラ・ロシュの名手といえば、
ユベール・リニエ デュジャック
私はこの2人も好きですね。
その他にもポンソやアルマン・ルソー、更にはレシュノーなど、有名生産者が少なくありません。
現在、18人いる所有者にはマダムルロワも!錚々たるブルゴーニュのスター達が名を連ねます。
余談ですが
ルロワ女史などは高齢であるが故、引退される日も近いことでしょう。ルロワのカリスマ性が無くなれば、誰が相続しても&畑を維持出来たとしても、ワインの価値は大きく下がると思います。
その時、マダムのワインは更に異次元の価格高騰を引き起こすこと請け合いです。今でも無茶苦茶な価格で売られていますが、その時が近いことを市場が予想しているのかも知れませんね。
参考まで
【送料無料】ドメーヌ・ルロワ クロ・ド・ラ・ロシュ 1989年 750ml【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし】【楽ギフ_のし宛書】