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国家による診療報酬抑制策は、我々医業を営むものにとって壊滅的な痛手となっている。 加えて、毎年4%づつ増える医師数と地方都市の過疎化(人口減少)が追い打ちをかける。 当地方でも、中核病院は厳しい経営状況にあり、黒字を維持できているのは一病院のみという有様です。このままでは病院の淘汰、統廃合が進み、近い将来に医療崩壊が現実のものとなります。 空前の医学部人気で、国立私立問わずに難関となっている入学試験を突破して医学部に入学した方々は、この惨状をどの程度理解しているのでしょう? あなた方が卒業して一人前の医師となる頃(10年後)は、医師のライセンスのみでは生活できない勤務医難民で溢れかえることでしょう。都市部の有名病院に就職できるのは一部の有名大学卒業生のみ、地方大学出など相手にされるハズもありません。 開業医は親から引き継いだ無借金経営と、ごく一部の幸運な盛業クリニックが生き残るのみ、なんのコネも無い者が借金して開業できる時代は既に終わっています。 このようは惨状を知っていれば&近未来を予想できれば… 医学部に進学すること自体が人生の負け組だと、馬○でも理解できましょう。裏を返せば、近年に医学部に入った人は情報収集能力のない凡人ですね。世間の情緒的な雰囲気、刷り込まれたイメージのみに踊らされ勘違いしている愚か者です。困ったことに、当の本人が情報収集能力に欠けるのではなく、親がパソコンやスマートフォンを勉強の妨げになるからと子供からとりあげてしまう残念なケースも多いと聞きます。 「医学部=医師になる⇒人生の勝ち組」と、勝手に想い描いた空想を子供に強いるが故、受験勉強以外の一切の情報を遮断してしまう・・当の受験生は、医学部こそが正義と信じて疑わない。 恐るべき負の連鎖!! さて、近未来において医業がオワコンなのは理解できたとして、 それなら何が繁栄するのでしょうか? これからの時代はAIやロボット工学が進化し、これに携わる新たな職種が生まれることでしょう。理数系科目が得意なひと、頭の良い方は非医学部に進学するようになると予想します。 今までは、頭脳明晰だと医学部に進学してしまい、工学部や理学部に優秀な人材が流れませんでした。 災い転じて福となすという諺がありますが、医業のオワコン化が技術立国ニッポンを救うことになるかも知れません。ひょっとして、医療崩壊へのアプローチは、日本を再構築するために必要な外科手術だったのかも・・?資源の乏しい日本国は、科学技術に磨きをかけることでしか生き残る道がありませんからね!
医業に進もうと考えている学生さんは、よ~く将来を見据えて進路を決めてください。 時の流れには逆らえませんよ、現在の勝ち組は、未来の負け組かもネ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月13日 22時08分23秒
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