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アジアなりす

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インドネシア(マナド旅行記)

インドネシアのスラウェシ島マナド旅行記


日本からマナドへ

今回の旅行は2004年9月12日成田発シンガポール経由マナド行きでした。
マナドはメナドとも表記されることもあります。
ときどき雑誌「海と島の旅」なんかにも取り上げられている
ダイバーには結構有名な珊瑚礁の楽園です。

マナド行きのルートはいろいろあって、インドネシアのガルーダインドネシア航空でバリか
ジャカルタ経由でマナドへ行くかマレーシア航空でコタキナバル経由マナドへ行くか、
あるいはシンガポール航空を使ってシンガポール経由でマナドへ行くのが
一般的ではないかと思います。

私達は、この時期一番安かったシンガポール航空で行くことにしました。
シンガポールまでは成田発だと一日数便飛んでいますが、シンガポールからマナドは、
シルクエアーというシンガポール航空の関連会社が運航していて
月、水、土シンガポール→マナド 09:55 - 13:30 (MI274便)のみです。
出発日が日曜日だったので、到着したその日はシンガポールのチャンギ空港の
トランジットホテルに泊まりました。ここは、6時間で一室S$64.68(約4200円)
と少し割高ですがまーしょうがないです。

翌朝9時55分発のマナド行きに乗り約3時間半でマナドのサム・ラトゥランギ空港
に到着しました。

マナド市内へ

私達は、インターネット経由でニュークィーンというホテルに送迎付で宿泊をオーダー
していました。2日前にメールしたのですが返事がまったくなくて一抹の不安がありましたが、
やはりそれが的中です。誰かのHPで空港に着けばいろいろなホテルから呼び込みがある
と書いてあったのでまーいいかなと思っていたらそんな人は見当たらず、
タクシーの運転手のみがたくさん居てうろうろしている外国人などをターゲットに
呼び込みしていました。

そのうちの一人のおじさんに声をかけられてどこに行くんだとたずねられました。
私は、「予約があるから迎えに来るよ」というと少し距離をおいてくれました。
しかし、一向に探し出せないで居るとまた近づいてきて電話してみろと言います。
しょうがないので空港内のワルテル(電話交換所)でニュークイーンに電話すると
予約が入っていないことが判明しました。

そこでタクシーの運転手に値段交渉すると5万ルピアで決まっていると言いました。
情報より少し高いなと思いましたが時間がもったいないのでそれで市内まで行ってもらいました。

ニュークイーンに着いてチェックイン。インターネットで予約するのに
どのくらい時間が必要なのかと尋ねると1日との答え。えーじゃ見てるはずじゃない?
と思いましたがそれ以上言っても、らちがあかない感じだったので諦めました。
ここは、一泊1室ツイン26万6千ルピア(約3400円)と中級クラスのホテルです。
ホットシャワー、トイレバスは部屋についています。
中級ホテル部門清潔第一位賞を取ったと書いてあったので選んだのですが
結構古くなっていてほかと比べてこの値段は?と思いました。
ただ、ここは朝食と夕食がついています。
ちょっとしたバイキング形式なのですが、食事はなかなか良かったです。

マナド市内

市内を散策してみようと出てみました。北側にはパサール45という大きな市場があります。
そして西側は海になっていてその前にある大きな通りのサムラトゥランギ通りにはマタハリデパートがあり、
一本別の通りにはメガモールもありました。
メガモールもお客さんがいっぱいで余裕のある人が多い町と いう感じがしました。

市内はミクロレッという青色のバス(ベモ)がいっぱい走っています。だいたい一回1000ルピア
と安く(この時の両替は一万円で78万ルピア)使いこなせれば便利だと思います。

多くの日本人は高級ホテルであるリッツィー(ノボテル)に泊まるのかもしれません。
このリツッィーが経営しているレストラン「サンセットカフェ」が海の前にありました。
ここは名前どうり夕日が沈むのがばっちり見えました。

まずは、アボガドジュースとニンジンジュースそしてビーフン炒めを注文しました。
おいしかった!ここのジュースは最高でした。しめて約500円くらいです。
そのあと、スーパーをながめたり「ルスサハナヤ」のCDを買ったりしました。
ちなみにCDは640円くらいです。

ブナケン島へ

ブナケン島の宿

次の日、ブナケン島へ渡るためにパブリックボートが出るジェンキという船着場まで行きました。
ブナケン島にはパンガリサンとリアンという2つの海岸があります。
両方に歩いていくことも可能らしいのですがとても遠いのであらかじめどちらの宿に泊まるか
決めて行った方が無難です。

このときまだ決めていなかったので、とりあえず船着場に近いセレベスホテルに行きました。
歩いているとホテルの従業員のアニータが声をかけてきました。
いろいろと情報をくれてパンガリサン海岸のMCホームステイがいいと推薦されたのでそこに決めました。

パブリックボートは14時に出て45分ほどでブナケン島に着きました。一人15000ルピアです。

MCホームスティでは英語が上手なエンジェルという名の女の子がいました。
他にお客さんはオランダ人のダイバーが3人でした。お客さんはオランダ人が多いらしいです。
部屋は海岸に面したバンガローでベットが4つありました。
ここに2人で泊まって3食付でしめて一泊16万ルピアです。

この島は水道がないのでぜんぶ井戸から水を運んできます。
トイレも体を洗うのも桶があってそこに水を運んできてくれます。
宿はブナケン村の中にあってとてものんびりした雰囲気でした。
豚や鶏や犬や猫も思い思いに走りまわっています。
村の子供達はカメラを持っていると「写して!」とうれしそうに寄ってきました。
知らない人でも歩いていると「こんにちは」と挨拶しあうことができました。

スノーケリング

ブナケン島は遠浅の海岸

いよいよ次の日宿からすぐの桟橋から海に入りました。水族館の中に居るようにきれいでした。
お昼すぎから引き潮になり50~100メートルくらいずっと砂浜が現れます。そこからすぐ先がもう
ドロップオフになっています。大型の魚やいろいろな種類の珊瑚が生息していました。
ただ、海がきれいな反面生活ゴミが余計目立ったのが残念でした。

昼になると「マカーン(食事)」という宿のおばさんの声がしてお昼が出ます。
その間も水、紅茶、コーヒーはセルフサービスでいつでも飲めるようになっていました。
村には売店はありますが、レストランは見かけませんでした。
食事は魚料理が多かったです。外で炭で焼いてとうがらし入りの手作り調味料をつけると最高に
おいしかったです。

昼からまたスノーケリングして夕方は宿の食堂の眺めのいい場所に座って本を読むという生活です。
次の日も同じで3日目の朝にシラデン島までボートを出してもらうことにしました。
トラフという足がついたボート一日チャーターで20万ルピアです。
疲れるので半日でいいやと言って12万ルピアで午後までシラデン島にいました。
船を出してくれた人が珊瑚礁の中をスノーケリングの案内をしてくれたので良かったです。
シラデン島の海はさらにきれいでした。手のひら大のクマノミもたくさん見ました。
こちらのほうがゴミは少なかったです。

戻るとなにやら役人風の人が宿にいました。ブナケン島は国立公園なので入るのにお金が掛かります。
一日一人5万ルピアで3日以上一年間まで15万ルピアでした。お金を払うとタグみたいなものをくれます。
結局ブナケン島は3泊しました。

ハイランドツアー

再びパブリックボートで朝7時45分に出てマナドまで戻りました。
電話でサファリツアーに連絡してハイランドツアーに予約してあったのでジェンキまで
ガイドのサルチェさんが迎えに来てくれていました。
彼女は中国系インドネシア人で英語でガイドしてくれる人です。

サファリツアーはミナハサホテルの1階に事務所があり、経営者はアメリカ人です。
ガイド付で一日736000ルピアと高かったのですが、車も冷房がついて
クーラーボックスにはミネラルウォターが入っていたりとても快適でした。昼食もついています。

トモホンはロコン山という火山の麓に広がる高原地帯でマナド市内よりは若干涼しいところでした。
まずはトモホンの市場へ連れて行かれました。
ここの市場ではこうもりや黒犬がまるのまま並んでいるのが特徴でした。
ミナハサ地方では滋養に良いといって犬を食べることがあるそうです。
運転手さんはよく食べるらしく肉は甘みがあると言っていました。

ミナハサスタイルの伝統的木造建築

次に行ったのはミナハサの伝統的な木の家の展示場です。
どの家もきれいに木で細工した飾りがついていました。

昼食はトンダノ湖にあるレストランで淡水魚料理を食べました。
ここの魚は「MUJAIR(ムジャイル)」と呼ばれる魚で、焼いても油で揚げてもおいしく、
ぜんぜん生臭くありませんでした。
小魚を揚げた「NEKKE(ニケ)」もクリスピーでおいしかったです。

その後は陶器で有名なプルタン村に寄り、
次は第二次世界大戦の時に作った日本軍の防空壕を見学しました。

硫黄のニオイのリノウ湖

最後に硫黄のニオイがするリノウ湖に行きました。ここは温泉が湧いていて
湖の色はブルーと黄色のグラデーションになっていました。
ホテルまで送ってもらってこのツアーは終了です。

この夜は、市場「パサール45」の近くのマナドプラザホテルに泊まりました。
ツイン朝食付1部屋12万ルピアでした。
ツアーの運転手さんは「このホテルはラブホテル代わりに使われているんだ」とさんざん悪口を
言っていましたが、値段相応のホテルでした。市場が近いので蚊は多かったです。

市場をふらふらして少し買い物をしてからミクロレッで中心部まで行きまたサンセットカフェで
鳥料理とナシゴレンを食べました。前に食べたビーフン炒めはおいしかったけど、
これらはいまいちでした。

シンガポール経由帰国

マナドからシンガポールは、14時15分発でしたので午前中スーパーで買い物したりして過ごしました。
スーパーのレジ近くにあった生菓子売り場で「オンデオンデ(中に黒砂糖が入ったココナッツ風味のおもち)」
と「ラランパ(もち米にかつおフレークを入れてバナナの葉に包んで焼いたもの)」が売っているのを
見つけ買いました。これは絶対マナドに行ったら食べたほうがいいと言えるくらいおいしかったです。
実は後でマナドの空港内の喫茶店でもこのお菓子セットがありました。

17時30分にシンガポールに着いて、それから同日の23時40分シンガポール発で成田に翌日
朝7時30分に帰国しました。

マナドでは何を食べてもおいしく感じられたし、人も穏やかだしとてもよい所でした。



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