2005/12/24(土)10:29
会社というおかしな場所で生きる術 柴田英寿著
会社というおかしな場所で生きる術
自分で枠を決めずにどんどん突き破っていこう
というテーマの下に、著者が体験し、実験してきたことが詰まっています。
会社の中のおかしな枠を意識し、
自分の立ち位置を変えてみることが提唱されています。
ビジネス書や、自己啓発書は、
論の焼き直しや、どこかで見たフレーズが多い中で、
この本のように実際に体験して考え、実践したことの、
失敗談も含めた実践記はそれほどなく、大いに動かされます。
著者の柴田さんは、コミュニティを運営する上で必要なのは、
・自分が創始者、リーダーだという言動を極力避ける
・気遣いのできるコアメンバーを募る
・実際に顔を合わせる機会をつくる
と書いています。
ABCで見せる顔と、この本から感じるギャップは、
このような思いで実践しているからなのだと感じました。
いくつか心に残ったフレーズを。
・まずリーダーになってみる。
会社内にその場がなければ、会社外で場を作ればいい。
・頭を鍛える
これは強烈でした。結果を出すには土台が必要。
リーダーとなる人は必ず勉強しています。