2006/11/12(日)10:32
新橋演舞場で歌舞伎を
マツラボMJQ。
この日は新橋演舞場の「花形歌舞伎」を観てきました。
以前行った歌舞伎1や京舞に引き続き3回目。
始めて観た時は、観客席から飛ぶ合いの手やせりふの言い回しに驚きつつ、
見聞きする様々なことにいちいち反応し、興奮していました。
今回の演目がわかりやすく、華やかさを持っていたせいか、
より内容に集中できたように思います。
今回の内容は下記のとおり。
◆花形歌舞伎
一、番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
今回は尾上松緑、尾上菊之助、市川海老蔵等の若手、
といわれる人達が主役を務めています。
特に勧進帳で弁慶を演じた市川海老蔵の演技は迫力そのもの。
体や顔のパーツを激しく動かし、
それが独特の抑揚を持った声なき台詞となっているように感じられて、
演技に魅入ってしまう。
映画は監督の趣向が全面的に出ているのに対し、
歌舞伎は同じ演目を異なる配役で何度も行うため、
役者による表現方法の違いの面白さがあり、
何度も観たくなります。
会場内は、人気の演目とあり込み合っていたものの、
来ている人の年齢層は高め。
自分と違う分野の同年代の活躍、
そして演目に現れる、現在とは全く違う価値観。
武士の世界では自分の「命」の「覚悟」を常に持っている、
このようなことを感じつつ。
番町皿屋敷では赤坂、や山王といったなじみの名前を聞けて、
より内容が身近になりました。