子供の体とスポーツ子どもの体はとても未熟です。骨ができあがるのは、12才頃でそれまでに無理な運動を続けると骨の形成だけでなく内分泌にもにもかかわってきます。特に幼児期には、第一に歩くことを基本としよく遊ぶことです。第2にリズムでしているずりバイ(ワニ)やはいはい、高ばいは、子どもの成長や運動能力の向上につながりますのでお家でもたくさんすることをお勧めします。また最近では大人でも体力維持や体の歪みに有効だとされるようになってきています。第3に木登り、棒のぼり、網のぼり、ジャングルジム登りなどがいいようです。年齢に合わせて少しずつ取り組む事が大切で、いっぺんに考えないでください。 ですが、この乳幼児期の遊びの中の運動が小学校へいってからの体力や技術面に反映されていくのです。 体の柔軟性は、その子なりのもので、ゆっくり伸すことは必要ですが、上から押さえたり、膝を押すなんていうのはもってのほかです。体育で膝を押され故障しバレエダンサーを諦めたという話もあるくらいです。学校教育でも気をつけていただきたいし、ましてや専門のスポーツをする時は、指導者をよく選んで子どもを預けることがベストです。 無理をして体を痛めてまでする運動は、けっして健全なものではないし、長続きしないものです。楽しみながら、身につけて続けていけるスポーツや芸術こそが生きる土台になるものなのではないかと私は思っています。 |