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未音亭日記

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未音亭@ Re[1]:セバスティアン・デ・アルベロ「30のソナタ」(01/15) tekutekuさんへ これまた情報ありがとうご…
tekuteku@ Re:セバスティアン・デ・アルベロ「30のソナタ」(01/15) ジョゼフ・ペインのライナーノーツに関し…
tekuteku@ Re:セバスティアン・デ・アルベロ「30のソナタ」(01/15) ジョゼフ・ペインのライナーノーツに関し…
未音亭@ Re[1]:セバスティアン・デ・アルベロ「30のソナタ」(01/15) Todorokiさんへ コメントありがとうござい…

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2011.11.06
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カテゴリ:音楽
連休の谷間、H大学で一コマ講義を行うために、一泊で札幌を訪問することに。ちょうどよい時間に茨城空港からの飛行機があることを知り、ものは試しと初めて利用してみました。3月の震災では、茨城空港も建物に被害を受けた様子が映像で流れていましたが、亭主が見たところでは、どこにもその痕跡はありません。飛行機自体も、連休もあってかかなりの搭乗率。これで便数が増えて、空港へのアクセスがよくなれば、それなりに使い手がありそうです。
sapporo

札幌はちょうど紅葉が真っ盛りの季節のようで、新千歳から札幌までの車窓からは、色とりどりの樹木がきれいでした。大学に足を踏み入れると、キャンパスはやはり紅葉を目当てに集まったと思われる大勢の市民が、そぞろ歩きをしたり写真を撮ったりしています。東京では銀杏ばかりが目につきますが、H大学の並木道には、やはり銀杏メインではあるものの、その他に様々の色に移り変わる樹木がたくさん植わっていて、大いに目を楽しませてくれます。

ところで、H大学といえば、台風で倒れたポプラの木を使ったハープシコードが有名です。残念ながら今回は目にする機会はありませんでしたが、亭主は四、五年前にH大学で学会が開催されたおりに、ちょうど完成したばかりの楽器の小演奏会(確かこの学会に合わせての会員向けイベントだったと思います)に足を運んだ覚えがあり、その時の記憶が蘇りました。

その頃の亭主は、まだハープシコードという楽器について全くと言ってよいほど無知でしたが、響いてくる音がずいぶん「野太くて金属的」だなぁ、と感じたことをよく覚えています。それもそのはず、今になってホームページなどで拝見すると、この楽器は確かにイタリアン・タイプ(シングル・マニュアル)。弦の長さが音高に比例し、高音側に向かって指数関数的に弦長が短かくなるので、響版やケースもそれを反映した独特のシャープな形をしています。(製作に当たった横田ハープシコード工房の横田誠三さんの書かれた「顛末記」を見つけましたが、その中ではイタリアン・モデル選択に至るまでにずいぶん悩んだことが語られています。)ただし、音域については明確なデータが見当たらないのですが、写真から判断するとFF-d3といったところでしょうか?(ジャックが114本、とあるので8フィート弦2組を備えているようです。)

このハープシコード、現在はH大学の総合博物館に置かれているようですが、どうやら博物館はその管理を正式業務としては行っておらず、ボランティアの人たちにまかせている様子(こちら)。彼らの努力で、これを用いた演奏会などのイベントもいろいろと行われているようですが、イベントの内容やホームページのつくりも含め、外部の専門家の助けを借りて、もう少しハープシコードという楽器そのものについて詳しく紹介してはどうか、と思うのは亭主だけでしょうか?(そうすれば、横田さんをイライラさせた、「普通、チェンバロは何の木を使うんですか ?」「こんどのポプラ材のチェンバロの音はどうですか ?」などといった質問も収まるというもの?)






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Last updated  2011.11.13 20:24:35
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