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2021年04月11日
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カテゴリ:地ビール
久しぶりに土日ともに好天に恵まれたこの週末、表題のクラフトビール屋さんが気になっていたことを思い出し、散歩がてら訪ねてみました。このお店、昨年半ばに未音亭から遠からぬD公園の脇にオープンした、ということのようですが、何しろコロナ禍で自粛三昧というこのご時世にあって、新規営業開始と聞いても「本当にやってるのか?」(特に飲食業では)と半信半疑なところも。一応ネット(FB)で営業中であることを確認し、片道3 km弱の道を連れ合いと徒歩で向かうことに。(何しろ一杯やることが目的なので車はご法度。)

途中、少し近道をするために新緑が眩しい某研究所の敷地内を(こちらも久しぶりに)徒歩で移動していると、「ニュートンの林檎の木」に遭遇。折しもちょうど満開の花を纏っており、白とピンクのグラデーションがとても綺麗です。




後ほど調べたところ、林檎はケントの花(Flower of Kent)という品種名で、アイザック・ニュートンがその実が落ちるのを見て「万有引力」のアイデアがひらめいたと伝えられているものです。(ロンドンの北百数十km、リンカンシャーにある元の木から接木で株分けしたもの。)




よく知られているように、英国では1665年から翌年にかけてロンドンを中心にペストが大流行し、ニュートンも感染を避けて故郷のリンカンシャーに長逗留していました。彼が「万有引力」に至る着想を得たのもパンデミックのおかげというわけです。このエピソードを知ったのは学生時代で、当時は単なる歴史の一コマと思った程度でしたが、こうして一年以上もコロナ禍で不自由な暮らしを強いられていると、ニュートンの境涯もリアルに想像できるというもの。大したアイデアも浮かばない身を省みて、この林檎にあやかりたい気にもなります。

さて、昼もだいぶ回ったところで目的のお店に着いてみると、意外なことに結構賑わっている様子。




店に入ると、カウンター席のガラス越しにステンレス製の醸造タンクがインテリアよろしく鎮座しているのが目に止まります。




今日のメニューはオリジナル醸造ビールが5種類、どれも試してみたいところですが、とりあえずホップの香りが好きな亭主としてはインディア・ペールエール(IPA)を1杯ずつ頼み、早速テイスティング。






「金色姫IPA」は、色合いも味も亭主がよく飲む「インドの青鬼」に似た感じで、ホップの苦味と爽快感が効いたダークエールです。一方、嬥歌(KAGAI)double IPAの方は甘みがかなり残っており、ホップの苦味・爽快感とフルーティーさを兼ね備えたとても飲みやすいIPAでした(こちらが連れ合いにも好評)。ちなみに嬥歌とは「古来より筑波山で男女が集い恋愛の歌を読み合った嬥歌(かがい)から名を冠した」とのこと。

サービスカウンターに一番近い席に陣取ったこともあり、サーバーを切り盛りする店主と雑談始めたところ、彼がどうやら亭主のご近所さんらしいことが判明。そこでオープン前後の様子について少し話を伺うと、当地で店舗の改修などの準備を始めたのが昨年1月で、その後急速にコロナ感染が拡大したものの、既に後に引けない状況でそのまま突っ走ることになったとのこと。幸い、6月の開店時は第1波が一旦下火になった頃で、その後も割と順調に営業されているようです。




亭主は1990年代に英国に通ううちにエール系ビールの旨さに覚醒しました。ちょうどその頃、日本でも1994年に酒税法が改正されて少量のビール醸造が解禁になり、いわゆる「地ビール」ブームが起きたことで、亭主もエール系ビールのファンとして各地のビールを飲み歩くことに。残念ながら、地ビールブームは最初の十年で一旦下火になってしまいましたが、最近の「クラフトビール」リバイバルを眺めていると、「地ビール」時代に大手3大メーカーの代わり映えしないラガーではないビールの旨さを知ったファンが少なくなかったのだろうと想像されます。

地元のフレッシュなIPAを堪能し、昼間からほろ酔い加減になった亭主、余分に摂取したカロリーを消費すべく、今度は某研究所の外をぐるっと巡る遊歩道経由で帰路に付くことに。それにしても、5月の連休を思わせる新緑と清々しい陽気に、久々にコロナ禍を忘れて上機嫌で帰宅した亭主供でした。





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最終更新日  2021年04月11日 21時06分51秒
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