2011/10/08(土)20:38
ゴシック5 読む ヴィクトリカのかわいさにぞっこん惚れる
ゴシックV(ベルゼブブの頭蓋) は ヴィクトリカ が
父 アルベール・ド・ブロア侯爵の命令で学園から
強制的に連れ去られるところから始まる
それを知った東洋からの留学生、久城一弥はヴィクトリカの行方を追うが・・・・・。
ヴィクトリカと侯爵は親子関係だけど、そこに愛情と絆はなく
読む者の心を切なくさせる
父 ブロア侯爵は1924年という世界が大きく動こうとする瞬間に
灰色狼の子孫であるヴィクトリカの頭脳を 最終兵器 として
使おうとしている
だから、彼にとってヴィクトリカは娘ではなく、切り札という
”物”でしかない
人として生まれながら、父親に愛情を注がれることがない 娘は
生きることの意義も、意味も、喜びも、何も知らないまま
人生という時間の長さに倦んでいる
唯一それを救ってくれるのが、一弥であるのだけれど
感情を表現することに慣れていないヴィクトリカは
甘える代わりに、彼をたたいたり、蹴ったりと
意地の悪いことばかりしている
でも、憎めないんだよなあ
気になって仕方ない
手を差し伸べずにいられない
そういう気持ちにさせる女の子なんだなあ
とにかくヴィクトリカのたたずまい というか
来ている服を想像しながら読むと楽しさもひとしお
フリルもリボンもブーツもとてもおしゃれ
6巻がはやく読みたいわあ
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