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カテゴリ:映像関連
目が覚めたら左手首がイってた。
あれ?ねんざしたのかな。
時々重いものもったりすると、
力が入らなくなるんですけども…。
え?暴れた?寝相なのコレ。
ちょっと心配になったのでした。


『I SHOT ANDY WARHOL』
メアリー・ハロン監督脚本、ダニエル・ミナハン脚本、
ジョン・ケイル音楽。
出演はヴァレリー・ソラナスをリリ・テイラー、
アンディ・ウォーホルをジャレッド・ハリス。
6月3日午後4時30分ユニオン・スクエア。
アンディ・ウォーホルが狙撃される事件が発生し、
犯人のヴァレリー・ソラナスは
自分の脚本を読めば何故撃ったか分かると
不遜に言い放つのでした。
彼女曰く幼い頃は虐待を受け、
両親は離婚、寄宿制の学校で成績優秀、
しかしその頃同性との行為に及び、
1957年に入学したメリーランド大学では
心理学を専攻しつつも、
男性染色体Yは偶然の産物で不完全だから、
科学的に女性だけで女性を生産するべきだと
考えるようになっていきます。
大学生活中は自活の為売 春なども平気で行う
快楽主義者ではありましたが、
ずっと『男性に対する女性の生物学的な優位性』に
強い関心を持ち続けていました。
1966年に入ってもその日暮らしのヴァレリーは、
キャンディと名乗る女装の男性の部屋に匿われ、
仲間達と思想を語り合い、
街角に立って小銭をねだったり、売 春したり。
その内新進のアーティスト・ウォーホルの
『ファクトリー』へ、
キャンディが招かれていることを知ったヴァレリーは
自らが書いた脚本の演出を頼みたいと勝手についていき、
若手の芸術家達がたむろしている様に刺激を受けます。
路上で小銭を稼ぐ仕事を続けていると、
有名な出版社の編集をしている男と知り合い、
小説を書くよう薦められます。
脚本はアンディの『ファクトリー』へ持ち込み、
ヴァレリー自身は単身で
『スカム(男性抹殺団)』という組織を立ち上げました。
その理念と活動計画は、
世の礼儀作法や規範や常識やモラルには
一切縛られないこと。
取り巻き連中が下品すぎるとこき下ろした脚本を、
アンディは良い所もあると受け入れ、
ヴァレリーは持ち前の前向きさで話を進めていきます。
彼のパーティーで互いに話す機会を得ると、
「セックスとは愚かで、人間関係の一部ではなく
逆に孤独で不毛な行為であり、時間のムダ」
「女は思ったより簡単に性衝動を操作できる。
女の肉体だけを追う男にとって女の個人差など無関係だ」
との共通認識を得るのでした。
自信を持ったヴァレリーは、
出版社の男と契約の話を進めつつ、
「スカム宣言」なるパンフを売り歩きますが、
イカレ女と相手にされず金策に労します。
しかし交わした契約は自分の思う所とは違い、
「スカム」を出せない苛立ちを
アンディにぶつけるヴァレリー。
争いごとが嫌いなアンディは逃げ回り、
取り巻き達は天才にたかる狂 人を追い出し、
自分の創作に没頭するのでした。
一人でスカム活動を続けるヴァレリーは、
破壊と略奪と殺人を旨とする活動団体と知り合い、
そこで銃を手に入れます。
ミスコンに抗議する女性団体の映像を
テレビで見たヴァレリーは、
コネを使って同性愛の討論番組に登場。
最初から同性愛を否定する内容だった為に、
会話にもならずヴァレリーは激怒して当り散らし、
アンディや編集者の差し金だと勝手に思い込み
徐々に居場所をなくし追い詰められていきました。
編集者はあいにく出張中だった為、
アンディを待ち伏せし彼を撃ちます。
一命を取りとめたものの彼の傷は障害癒えず、
友人のキャンディは性転換を急ぎすぎて急逝。
スカムは世界中で出版され、
今やフェミニズムの古典となりましたが、
彼女自身はその後精神科病院に3年入院し、
後ホームレス、福祉宿泊所で肺炎で死亡するのでした。

全然関係ないけど、一言。
初めて気付いたんですが、
リリ・テイラーってノア・テイラーにちょっと似てる。
輪郭とか、気取った感じの台詞回しとか。身長とか。
苗字一緒だから血縁かとも思ったんですが、
その割に年齢近すぎるし、出身地違うし、
ノアは兄弟しかいないらしいし…違うかな。
物語は実際にあった話を映画化したものですが、
兎に角ヴァレリーのキャラクターが強烈です。
エキセントリック。
思い切りドン引きするか、屈服させられるか。
基本的に登場人物が全員どこか歪んでいて、
もう一人の主人公とも言えるアンディが
芸術家肌で気弱な為余計に強烈に感じます。
なんでもちょっと気になると
貪欲に創作へ取り入れて、
思わせぶりな男っぽいというか、博愛主義というか。
間口は広いけど内側には入れないみたいな。
「性」というものが作中何度も扱われますが、
もう陰陽入り乱れての主張なので、
そこもまた余計にくっきり誇張されてる。
男、女、見た目は女で中身は男、
見た目は男っぽいけど中身は女、
性を受け入れられない無性らしき人まで様々。
主人公はレズビアンでありながら、
売 春で糧を得ており、
そのことで余計に女性上位の考え方を強めている。
この辺りも結構複雑なロジックで、
興味深いんですけども、
少しでも興味を持ったら最後
ずるずる引きずり降ろされるような不安に陥りますね。
作中アンディを強引に仲間に引き入れようとする
ヴァレリーを見ていると恐怖しか感じないし。
最後遂にゆるぎない自身を揺らがされて、
正気を失う一瞬は切り替えが早かった。
ぷつんと音がしそうな感じに切り替わって、
その時銃を手にしていたからこんなことになった。
そんな映画です。
人によりけりで感想が変わると思うんですが、
衝撃的な作品でした。






Last updated  2009.12.12 20:14:35
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