京都を彩る建物や庭園所有者交流会
毎年この時期に行われる交流会に今年も参加しました。今年の会場は彩る庭園に登録されている佳水園庭園のある、ウエスティン都ホテルで行われました。(一昨年はここで、昨年はここで行われました)例年は60~70人の出席なのに、今年は特に場所が良かったからか100人超の出席でした。主催は「京都市都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化財保護課」と言う名前の長い部署で・・・・会場からは右に比叡山、正面に黒谷金戒光明寺などが見渡せる絶景の場所でした。市当局から町家など古い家を維持して行く為の助成制度や規制の説明があった後・・・・「そとの視点をヒントに考える建物活用」と言うテーマで京都に生活の拠点を置きたい全国の若い人達にその為の情報を流したり、斡旋したりするらしい会社のこの若い経営者が プロジェクターを使っての説明が有りました。説明と質疑応答があった後、佳水園を見学しました。茅葺の紋の樋に・・・なるほど昔通り竹が・・・昭和34年に佳水園を設計した村野藤吾が醍醐三宝院の庭を模してデザインした白砂敷の中庭とか。流れる水は琵琶湖疎水の水らしいです。建物の中に掛かっている軸は川端康成の書と聞きました。そして天井は網代天井で・・・これだけの細かい仕事をする職人はもういないらしいです。すだれ越しの自然も良いものです。ということで今年も日頃行けない場所に行くことが出来ました。