悠遊自手記@kyoto

2019/11/19(火)21:03

「ありがとう」の気持ちで頼んだ畳の表替え

京町家(322)

街の個人商店の廃業が多い今日この頃ですが、その例に漏れず近所の畳屋さんが高齢化で店を、正に名前の通り「たたまれた」のでした。 2年半ほど前の事ですが仕方なくnet等でCMを流している大手畳屋さんに依頼して6畳と4.5畳の畳の表替えしたのですが、そのうち1畳が事情によりダメになり表替えせざるを得なくなったのです。 ダメになったのは1畳だけで、他はまだ新品同様に思える程だったのですが、わざわざ引き取りに来て、持ち帰り、また配達に来てもらうのでは、申し訳なく4.5畳を纏めて表替えせざるを得ないなぁと覚悟の上電話で依頼したのでした。 引き取りに来た人がまた親切な人で、「1畳でも別にいいですよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて1畳だけの表替えを頼んだのです。 (京間の畳は大きいので割高なのです) ただ「ヘリ」の模様は同じものが無いので同色の良く似た模様を探しますが、それで辛抱して下さいと云われ、もっともなことなのでそれで良いと頼んだのでした。 ダメになった畳を撮っておけば良かったのですが、持ち帰ってもらった後で撮った写真がこれなのですが・・・ さて、配達されると・・・同じ「へり」の生地が残っていたとのことでピッタリ同じものでした。 「ヘリ」は同じでも畳表はも幾ら新品同様と言っても2年余りの間の日焼けは如何ともしがたいのですが、まあこれくらいの色の差なら上等上等!! 単価も安いのに1畳だけの表替えでは商売にならないと思うのですが、嫌な顔をせずに気持ち良く引き受けてくれたので、頼む方は有難い気持ちでいっぱいでした。

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