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カテゴリ:京町家
又々黒塀の修理をせざるを得なくなり、かねてゴソゴソと時間をかけてして来たのですがやっと外側だけ完成しました。
beforeはこの状態だったのですが・・・問題は柱の根元なのです。 10年以上になると思うのですが、駄目になった根元を切り取って継ぎ足したのですが、今思えば外材だったのでようで、外側はこの様だったのですが・・・ 中心部はこの様に白アリでスカスカの被害を受けたのです。 (ダメになったこの箇所以外の右の方は80年近く経っているのですがヒノキの為か問題ないのです) この取り除いた部分は増設した塀で新しいのですが、材料の違いでこんな酷い事になりました。 こんな事もあろうかと、大工さんに貰った燃料用の古材の中にヒノキの角材が有ったので残しておいたものがあったので自分で施工することにしたのです。 ただ、貰ったヒノキの角材の太さはびったりなのですが長さが短かかったものですから4本を2本ずつ繋ぐことにしました。 この様に切込みを入れて・・・・ ネジ釘で固定して長尺ものを2本作り・・・ 横桟も勿論貰った古材です。 完成後内側になる角材は板を張る前に防腐剤のクレオソートだけを塗り・・・ 外側になる再利用の板及び角材は下のコールタールとクレオソートをミックスして塗ります。 クレオソートだけでは茶色くて黒塀にはならないし、コールタールだけでは粘度が高くて塗り難いのです。 板は再利用と一部補充した古材です。 一応補修した部分の塗装が終わりあとは馴染むのを待つだけとなりました。 右側の問題ない部分の塗装と、内側は物入なのですが、そこの修理もやらねばならず、ヒマ潰しのタネは尽きません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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見事な出来栄えですねえ!
プロの大工さんは体裁を重視するので廃材など使ってくれませんよね。、 元どおり、古風な雰囲気の黒塀に再現できてますよ。 近い内にお邪魔して拝見させていただきたいです。 (2019.12.12 23:08:49)
すごい、檜ってすごい長持ちするのね。
だから京都の木造建築も、何百年と残っているのね。 柱に切り込みを入れ、互い違いを組み合わせるだなんて宮大工さんのよう! (2019.12.13 07:34:05)
すごく頑丈な姿に蘇えりました。
しかも、古き良き雰囲気を守ったままで。 このような事をしていたら、時間の過ぎることがよくわかります。 お互い、好きなことには熱中してしまうものですね。 (2019.12.13 09:07:23)
さっきの3行を書くのに10分以上かかってしまったのですが、直ったので中途半端だったので、もう少しつけたしです。
閑人さんは時間を上手に使い、工夫しながら生活しているなあと。私などには到底真似できないですからね。 (2019.12.13 17:14:36)
稲荷山の仙人もどきさんへ
ありがとうございます。何しろ腕は素人、材料は有り合わせなので、写真はさることながら、近くで見ればアラだらけなので恥ずかしいのですが・・・まあ見に来てください。 (2019.12.13 22:02:45)
naomin0203さんへ
ヒノキは重くって、古材でも切ればヒノキの香りがしますし、虫にも腐食にも強いのですね。 上にも書きましたが何しろ素人仕事なので近くで見ればアラだらけで恥ずかしい所が沢山あるのですが、まあ有り合わせの材料なので・・・なんて自己弁護しています。 (2019.12.13 22:06:43)
やすっぺ09さんへ
パソコン不自由な折り、重ねてコメントありがとうございます。 また、ヒマ潰しの行動を良いように言って頂き恥ずかしいくらいです。 何もかもヒマあればこそです(笑) (2019.12.13 22:13:46) |